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TomGの過去日記


ここでは、2001年11月から2003年3月までの日記を公開しています。
2003年4月1日からの日記は、Mixiで書いています。
Mixiのプロフィールのリンクは、トップページから、Aboutのリンクを開いて、そちらからアクセスしてください。

2002年02月11日(月)
おもしろい本

 今日は昨日というか今日の朝まで読書にふけっていたので、ほとんど昼間寝てすごしてしまった。
 ところで、最近俺は「恐怖の女患者-医者の内緒話」とかいうとんでもないタイトルの本を見つけた。
もちろんこんな話が(医者の内緒話というタイトルに引かれた。決して恐怖の〜とか言うのに引かれたわけではないので誤解のないように)好きな俺なので、早速読んでみると、これがまた面白くてはまってしまった。
 ちなみにもちろんナイーブネットに登録されているので、会員の読者の方読んでみてください。 この本は、東京下町の開業医が経験したとんでもない患者や、近所の人々、看護婦とのかかわりの中で織り成す物語だ。
 それで、すぐに読み終わってしまって、後書きを見てみると、
「この本は20年前に出版した本の続編である。その本はすでに絶版になってしまったが」
とか書いてあった。もちろん俺はこの前に出版された本を読みたかったので、「絶版になってしまった」というので残念だった。しかし、ここであきらめてしまうのも癪に障ったので、一応だめ元でナイーブネットで検索してみると、やっぱり俺の期待通り、当時この本は点訳されており、点訳データはちゃんと残っていた。しかも「ダウンロード可能」になっていたので、早速ゲットして読み始めてしまった。
この本は長いので、まだ最後まで読み終わってはいないんだけど、こっちもかなり面白い。

 それから明日から始めなければならない点字印刷のために、プリンタをチェックしてから原稿をもう一度点検して、今日は寝ることに下。
ちなみに次の日の朝に、大変なことになるなんて、このときはまったく予想していなかった。




2002年02月12日(火)
点字印刷うるさいなあ

 今日はいよいよBLPCのイベントの資料の最終決定版がメールで送られてきたので、早速朝から印刷作業に取り掛かろうとした。
 ところが、電源スイッチを入れてみると、昨日のテスト印刷をやったときには元気に動いていたのに、いきなり電源が入らないというトラブルが発生した。もちろん今電源が入ってくれないと困る。何せ6ページ(両面印刷で3枚)の資料を850部も印刷しなければならない。ちなみに1枚印刷するのに44秒かかるので、この大変さはご想像いただけると思う。
さて、この電源が入らない原因だが、どうやら朝でみんないっせいに電気を消費する時間帯なので、このアパート全体の電圧が下がってしまっているのではないかと勝手に判断した。
そこで、部屋にあるあらゆる電気製品の電源を切ってみると、すんなり電源が入ってくれるではないか!!ああ、どうしてアメリカ製の点字プリンターって、こんなに電圧に敏感なんだろう。まあ、日本は基本的にアメリカよりも電圧がかなり低いから、両方の電圧で動作するように作ってあると入っても、やっぱり少しでも電圧が下がってしまうと、こういうことが発生するのではないかと俺なりの解釈をしてみた。
 さて、電源が入ってプリンタが動作を開始した。それはいいんだけど、俺の持っている点字プリンターは、かなりうるさいので、印刷中は部屋から非難していないと耳がおかしくなってしまう。
そこで学校に行く直前に印刷機を走らせて、すぐに部屋から非難した。
さて、お昼休みになって、ちょっと様子を見に帰ってみると、プリンタがなんだか大変なことになっていた。動いてはいたんだけど、ちょっと置き場所が悪かったらしく、紙詰まりを起こしてしまっているではないか!!しかもこんな状態にもかかわらず、点字プリンタは一生懸命連続紙を送ろうともがいている。ああ、覗きに来てよかった。そんなわけでともかく緊急停止!!そしてその後に再度印刷開始!!
さて、すぐに教室に戻って午後の授業を済ませて帰ってきてみると、今度はいとしいプリンター君が
「ぴぽぴぽぴぽぴぽ」
ああ、印刷エラーだ!!何でこんなことに!!しかも半分も印刷が終わっていなかった。
そこでこんなペースでは絶対に間に合わないと判断した俺は、このやかましいプリンタ君を台所に引っ張り出してそこで印刷することを考えついた。
だって、この部屋でこいつに動作してもらっていると、うるさくて俺の耳がおかしくなりそうだし、何のお供聞こえなくなってしまうので、仕事もはかどらない。
てなわけで、部屋の真中にあるテーブルの上のものをすべて退かして、それを台所に出した。そしてその上にこの重くてでかくてやかましい、厄介ものの点字プリンターを置いた。もちろんテーブルの下にはIBMのノートパソコンを置いて、こいつにデータを送ることにした。
 さて、これで体制はばっちり!印刷開始である。
ところが、しばらくすると「ぴぽぴぽぴぽぴぽ」ああ、また印刷エラーだ!!
そんなわけでまた用紙をセットしなおして仕切りなおした。
ちなみにこのあと、このプリンター、何度も同じ印刷エラーを引き起こしてくれるのでた。しかも太刀が悪いことに、ページの途中でエラーを起こすので、そのたびに紙が無駄になって俺の手の中でびりびりという無残な音を立ててごみ箱に消えていった。
そんな悪戦苦闘をしている時に限って、電話のベルが頻繁になる。しかも、この相手が俺の師匠とか、学校唯一の親友Nだったりと化するのですぐに電話を切れない。もちろん電話中であってもご機嫌斜めなプリンター君は、。容赦なくエラー音を発して停止してくれるので、いいかげんに俺も頭に来てしまった。
でも、だからといってこの印刷をあきらめるわけには行かないので、ひたすらエラー音が鳴る度に、無言で無駄になった哀れな点字用紙をびりびりびりびり破ってごみ箱に捨て、新しい髪をセットしてやり直していた。
そんなことをしているうちに、先輩と飯を食いに行く約束の時間になったので、うるさい部屋からはさっさと退散して、ぎりぎりで約束の場所に行った。
 さて久しぶりに近くのKスに入って気が付いたんだけど、なんだかかなり変わってしまっている。昔は店員の呼び出しボタンなんてついていなかったのに、これがあるし、ドリンクがドリンクバーに変わっていた。
それはいいとして、先輩と飯を食うなんて久しぶりだったので、いろいろと話し込みながら、カツサンドを食った。ちなみにこの「カツサンド」、本当にカツしか入っていない。普通レタスとかキャベツとかが入っていてもよさそうだけど、そんなものは入っていなかった。
飯を食い終わって部屋に戻ってみると、やっぱり予想通りまたプリンター君はエラー音を発して停止していた。ここまで苦労してから俺は気がついたのである。そう、紙無し検出機構がONになっているのではないかということに。
この紙無し検出機構、アメリカの紙サイズに合わせて設計されているので、日本サイズの紙で印刷を行うと、しばしば誤動作の原因になるのだ。そこでこれをOFFにして再度印刷を開始すると、にくきエラーは発生しなくなった。

 さて、ここで安心するのはまだ早い。今日印刷の終わっているものに関しては、連続用紙を1枚ずつに切り離して、ホチキスでとめなければならない。
台所から聞こえてくるうるさいプリント音を聞きながら、ひたすら連続紙を破る、そしてホチキスを動かす。ああ、むなしい・・・。
ここまでがんばっても、今日印刷できた部数は230部だった。ああ、道のりは長い!!

 ここで本日の物語はおしまいと行けばいいんだけど、そうではなかった。
実はあまりにもプリンターがうるさいので、隣の人に迷惑になることを恐れて11時30分に作業を中断してから、寝るにはちょっと早いかなあと思って、ミディの音源の入れ替えなんぞをしてしまったのが第2の物語の始まりだった。
なんとこのミディ音源、このサウンドカードとは極端に愛称が悪いらしく、たびたびフリーズしてしまう。そこでこの音源ドライバを案インストールしたら、音声のレスポンスが極端に落ちてしまった。
ああ、せっかく快適なレスポンスに調整しておいたのに・・・余計なことするんじゃなかった!って思ったときにはあとの祭、こいつのせいで音声レスポンスは最悪になってしまっていた。
こうなったら最後の手段、1週間前にあるスクリーンリーダーをインストールする前に、おかしくなるといけないと思って取っておいたバックアップファイルを復元して何とかすることにした。
もちろんドライブごとリストアになるので、パソコンは1週間前の状態になる。しかもこの1週間で、かなりのソフトをインストールしたり削除したりとやっていたので、復旧するのはかなり面倒な作業になってしまう。しかし、これをやるしか道は残されていないので、仕方なくリストア作業を行った。
リストアが終わるまでの間少々仮眠を取ってから、午前2時半ごろになって作業開始。程なく3時半ごろには復旧作業は終了した。
それから今度は関東地区盲学校生徒会連合のメンバー専用ページを直していないことを思い出して、ひたすら「インターナルサーバーエラー」との戦いを開始した。
しかし何を変更しようが、どこを弄くろうが、全くこのエラーは回避できない。
そこでこのプログラムに関係のあるディレクトリのパーミッションを、すべて777にしてみると、あっさりと直ってくれるではないか!!
ああ、このサーバー管理者にも質問して島田というのに、こんなくだらない原因だったとは・・・情けない。
ちなみにパーミッションの設定が間違っていたディレクトリは、データを格納するためのディレクトリで「666」に設定してあった。
実行権限なんていらないと思ったんだけど、これを修正したら直ってしまったんだから、こんなものなんだろう。これからはもう少しパーミッションを確認しないとなあと、つくずく反省したTomG君なのでした。

 ちなみにこの作業が終了して寝ようとしたそのとき、ちょうどBLPCへの新規入会の申し込みがきた。
こんな時間に珍しいと思いながらも、メールアカウントの発行手続きと、入会を許可するメールを送信してからやっと4時頃に眠りについたのだった。




2002年02月13日(水)
このパスワードを保存のチェックボックス

 今日は昨日からの続きで、朝8時からプリンタをフル稼働させて資料の印刷をやった。
 もちろん学校に行っている間も休ませることなくプリンタを走らせていた。
 しかもお昼休みにわざわざ家に帰って、プリンタの状態を確認して、さらに用紙を補給して印刷していたので、プリンタは朝から晩までずっとフル稼働していた。
ちなみにこのプリンター、1枚を44秒でプリントできる。でも、これでもはっきり行って遅くてしょうがない。できればレーザープリンターと同じぐらいのスピードで何とかプリントしてほしい。
 さて、家に帰ってからもうるさいプリンタの音を聞きながらいろいろやっていると、師匠から電話が入って「ダイヤルアップネットワークのこのパスワードを保存のチェックボックスが消えてしまった」という。そこでちと調べてみると、どうやらまたネットワークコンポーネントがいかれてしまっているらしい。
そんなわけでともかくネットワークコンポーネントを入れなおしてみてくれるようにメールを打っておいた。
 その後、テレビを見ていると、悪徳商法の話をやっていた。
どうも最近はいきなり電話をかけて誘うというよりも、はがきを出して相手に電話をさせて無料のイベントにきませんか?とか巧みな言葉で誘うらしい。
結局、その誘いに乗っていると、かなり高額なダイヤを買わされてしまうことになるらしい。しかもこのダイヤ、実際の価格の5倍程度の値段らしい。
ああ、気をつけないといけないと思った今日この頃でした。
でも、さすがに点字ではがきが来ることはないからどうでもいいのかなあ・・・。




2002年02月14日(木)
複雑な気分

 今日は英語の授業をサボって、点字印刷に没頭した。
いやあ、ここまで点字印刷ばかりあると、いやになる。
うるさいし、いちいち入れ替えをするのがかなり面倒だし・・・。
 そんなわけでこのうるさいのを聞いていると、ちょっと頭がどうにかなりそうだったので、Uのところに電話してくだらない話をして耳をごまかしていた。
 それから面倒だなあと思いつつ、2時間目から学校に行くと、ちょうど俺の利用している入り口のところでUとK○さんが話しているのを発見した。そこであまり授業にいく気がしなかったので、その二人とひたすら話してちょっと時間をつぶしてから授業にいった。
 その後飯を食いに行ったんだけど、友達としゃべりながら飯を食っているところに、なんだかどこかで声を聞いたことのあるような変なやつが現れた。そう、事情があって休学していた小動物君がカムバックしてきたのだ。しかもなんだかご丁寧におみやげまで持ってきたではないか!!そんなわけで久しぶりに情報4人組そろってがやがやと騒いでしまった。
飯の後久しぶりに教室に戻った小動物君、メールを開いてみて驚いていた。なんと、学校に来ていなかった間に大量の連絡メールがたまりにたまってしまっていたのだ。そこで不必要なものを整理したり、来ていない友達を呼び出したりしているうちに、授業が始まる時間になってしまった。

 さて、授業が終わってからもともかく印刷処理に没頭した。
しかし、昨日からの寝不足がたたって早々と寝てしまった。
すると夜中に目が覚めてみると、印刷のほとんどが終了していてくれた。ああ、明日はこの残り印刷して終わりだ!!
 本日の追伸
 TomGくん、今年は彼女がいなかったので、バレンタインデーに義理チョコすらもらえないかと思っていたら、気を利かせてUがちょっとしたチョコをくれた。ああ、複雑な気分?




2002年02月15日(金)
愚痴メール

 今日も朝から点字印刷。
 しかし今日の印刷は、これが終わればすべて終わりなので気が軽かった。
しかし、今日の場合、朝の8時から始めて、夜の6時に終わるというかなりの長時間の印刷になる。実は今までこんな連続印刷はやったことがなかったので、俺はかなりはらはらしていた。
というのは、このプリンタがそんな過酷な連続印刷に耐えられるかどうかが心配だったのである。
 さて、そんなことを考えていても始まらないので、「かわいいプリンタには旅をさせろ」の精神に基づいて、容赦なく「850枚の両面印刷」を命じて学校に行った。
 教室に入ると、いきなり俺の友達Cookが、
「ああ、おまえ何でくるんだよ!!」
そうなのだ。俺が来なければ出席者数が足りなくて急行になっていたところだった。
しかも担当の先生まで
「いやあ、休めると思ったんですけどねえ・・・」
これだからうちの大学は話にならない。
もちろん俺も休みたかったけど、休んでいるとうるさいプリンタの音を聞かなければならないので、うんざりするから学校に来ていた方がまだましなのだ。
そんなことをいいつつも学校に来てまじめに勉強するかというともちろん今回もひたすら昨日からたまっているBLPCのサポートメールに返事を書いたり、ベクターのソフトニュースを読みふけったりと楽しい時間を過ごしてしまった。
しかも最近俺の楽しい時間の過ごし方は前にも増して悪質になってきた。
というのは、前の頃は「TomG君」と呼ばれればヘッドフォーンをはずして話を聞いていたり、質問された内容を考えたりしていたんだけど、最近はそれも面倒くさくなってしまった。だってこの授業、さっぱり分けがわからないんだもん(開き直り)。

 さてそんな不真面目なことをしていると、授業が終わったような雰囲気が伝わってきた。そこでちょっと時計をみてみると、飯の時間をとっくに過ぎているではないか!!
そんなわけで急いで食堂に行かないと、いいものがなくなってしまうのですぐに食堂に行ってメニューをみてみると、急いでいったのに、ろくなものがなかった。

 それからプリンタの様子を見に家に帰ろうと思っていたんだけど、授業が長引いたせいで、そんな時間はどこにもなくなってしまった。
 仕方なく授業が最後まで終わってから、弁当を買って家に戻ってきた。
すると・・・ああ!!やっぱりプリンタは大変なことになっていた。
印刷の終わった展示用紙が正常に重ならないであっちに飛んだりこっちに飛んだりと散らかり放題だったのである。しかもプリンタの前には行き場を失った展示用紙が大量に積み上がってしまっており、これがプリンタを紙詰まりさせてしまっていた。
そこで例によって何よりも先にプリンタを緊急停止させ、積み上がってしまった用紙の整理にかかった。
印刷の終わった部数を数えてみると、なんと177部も足りなかったので、その文を印刷して、しばらく読まないままになっていた「医者の内緒話」という本を読んでから、夜中の12時をすぎて日付が変わったので、BLPCの5月のイベントの内容をホームページに公開してから寝た。

 今日の追伸
 今日は4時間目にホームページの更新作業を先生にちょっと手伝ってもらう予定になっていた。しかし、先生が眠いというので、今日はやめることにした。しかし、先生は自分の学校の研究室に戻るとすぐに俺のところにメールを送ってきた。
そこで俺も暇に任せてすぐに返信したので、どうもメールチャットと化してしまった。
ちなみに先生はうちの学校の先生ではないので、このメールで久しぶりにうちの学校の先生の悪口をたっぷりと聞いていただいてしまった。ああ、かなりすっきりした。
それにしても先週のホームページの修正作業や今回の愚痴メールなど、先生には頭が上がらない。うちの学校にもこんないい先生が一人ぐらいいてくれてもいいと思うんだけど、現実にはろくなやつがいないからやんなっちゃう。





2002年02月16日(土)
口から生まれた男と女

 今日は10時頃に起きて、昨日やり終わっていなかったプレスリリースを視覚障害関連のメーリングリストに流す作業をやった。
それから昨日買ってきた弁当を昼飯に食って、その後Uに手伝いに来てもらってこの大量の印刷物を切り離してホッチキスで留める作業を終わらせた。
ちなみにちょっと解説すると、世の中の展示プリンターのほとんどが、両端にたくさんの穴があいた連続用紙を使っている。だから印刷が終わるとこれらを切り離して組み合わせてホッチキスで留めたり、あまりにも量が多い場合は、ひもで縛るなどしないといけないのだ。でも、やっぱり二人で片づけると早い!!しゃべりながらやったので退屈しながらのんびりやるよりも早かった。
ふつう人間というのは、しゃべりながら仕事をするよりも黙って黙々と仕事をする方が早いんだけど、口から生まれた人間といわれるTomGとUは、しゃべりながら仕事をした方が断然早い。
数値で示してみよう。
300枚の連続用紙を破いて3枚ずつ止める作業を俺が一人でやると、1時間程度要する。
しかし、200枚の用紙を3枚ずつ止める作業を二人でやると、これが30分程度で終わってしまった。
ああ、これだから俺は「口から生まれた男」といわれちゃうんだよなあ・・・。

 それから明日の発送作業の打ち合わせをして、盲学校の住所を印刷データベースに登録する作業をしていると、なんだか眠くなってしまったらしく、入力ミスが多発するようになったので、明日早起きしてやることにして今日は寝ることにした。




2002年02月17日(日)
発送作業

 今日は朝早起きして昨日の続きのベータベース登録作業をやった。
 でも、どうでもいいことかもしれないけど忙しくて昨日の夕飯も今日の朝飯も食っていなかったので、あまりにも腹が減って死にそうだった。
まあ、でもともかく途中で電話が入ったりしたけど、予定の時間にはデータベースへの登録作業は終了した。
 さて、昼飯にカップラーメンを食ってすぐに、発送作業をするために東京からうちの役員とインストラクター、そしてボランティアの人がやってきた。
ところが、こちらについてすぐにとんでもないことが発覚してしまった。普通文字のプリント印刷の担当インストラクターが、こともあろうに今日までに印刷してくる予定の大量の資料の印刷を終わらせていなかったのである。
そこでできるだけこちらで印刷を試みようとしたんだけど、何せここにあるのはインクジェットプリンターなので、いくらがんばっても1枚30秒がいいところ、800部を超える3枚の資料を印刷するなんて誰がどう考えたって不可能だった。
そこで罰としてそのインストラクターには近くのセブンまでいって、残った文を印刷させたんだけど、この金額が生半端ではなかった。
税別15000円分もかかってしまった。
それでもどうも資料が足りなかったので、最後には展示の資料しか送れない学校まで出てしまった。
 ちなみに発送作業の途中、展示が身で手を切ってしまった。しかし、それじゃなくても人手が足りないので、指サックをして作業を続行した。
 しかし、作業の途中で帰らないと親に怒られるという人が出てきてしまったので、ともかくその人と印刷をしてこなかった馬鹿者インストラクターには返っていただくことにした。そのあと俺とボランティアさんの二人で何とか残りの資料の袋詰めと半分程度の資料の発送作業は終わった。
後は郵便集めが来た後、残った半分の資料をまた大量に人目を気にしながら大量にポストに放り込まなければならない。ああ、むなしいなあ・・・。




2002年02月18日(月)
バイナリファイルをテキストエディターでオープンしてメールに貼り付ける

 今日はいきなり3時ごろに目が覚めてしまった。
しかも昨日の夕飯を食っていなかったので、腹が減ってどうにも我慢がならなかった。
そこで印刷と発想作業で散らかってしまった部屋を片付けてから、セブンに弁当を買いに行くことにした。
 さて、この発想作業と点字印刷で散らかった部屋だが、問題は廊下に出してしまった点字プリンタと、それを載せているテーブル、そしてその下においてあるノートパソコン、それらに電気を供給しているテーブルタップなどを一度はずしてから、元の位置に片付けなければならない。
まあ、ノートパソコンとかそんなものは朝飯前なんだけど、問題はこの馬鹿でかくて重くてうるさい点字プリンターだ。かなりの重さがあるので、気合を入れて持ち上げないと行けない。そんなわけですべてを元に戻すのに1時間程度を要してしまった。
 それからこんな時間にもかかわらずセブンに行くと、やっぱり予想していたとおりほとんど弁当がない状態だった。
でも、唯一「豚生姜焼き弁当」が残っていたので、それを買ってきて食った。
いやあ、こんな時間にそとを歩くのは久しぶりだったので、あまりの静けさに驚いてしまった。
 それから腹がいっぱいになったので、なんだか眠くなってきた。そんなわけで朝も早いことだししばらくの間寝ることに下。ちなみに寝たのは6時ごろだったんだけど。次に目を覚ましたのが10時ごろだった。
 師匠からの電話で目を覚ますと、授業までに時間があったので、5月のイベントの宣伝を、各報道機関に発信した。それにしてもプレスリリースなんて久しぶりに書いたので、かなり時間がかかってしまった。
 さて、それから飯を食って今度は昨日ポストに入りきれなかった大量の封筒を馬鹿でかい紙バッグに詰め込んで、近くのポストに入れに言った。ちなみに俺が今日入れた封筒は、A4サイズの封筒30袋だ。しかもこの封筒、一つ一つがかなり厚いので、30個もバッグに詰め込むと、かなりのでかさと重さになる。しかもそれを道端のポストに入れるので、人目についてかなり恥ずかしい思いをした。
 その後授業に言って、帰りに友達と夕飯を買いに行くと、弁当屋の中でできるのを待っているとき、M新聞社から早速問い合わせの電話が入った。しかし、こんなところで説明して入られないので、後で相手方に電話をかけなおすことにした。

 もちろん家に帰ってからすぐに、弁当を食べる暇もナック、M新聞に連絡して、ホームページのお知らせのコーナーに掲載してもらえることになった。

 その後またぐうたらと眠くなってきたので寝ようとしていると、なんだか先輩から電話がきた。
どうやら点字印刷ができなくて困っているらしい。そこでファイルをメール添付で送ってもらえるように言って電話を切って風呂に入ろうとすると、ななななんと、風呂のドアが空かないではないか!!
でも、これを空けないと話にならないので、かなりがんばってみたけどまったくドアはびくともしない。
そこでちょっと思考を変えて、ドアの上の方を思いっきり押してみると、やっとドアが空いた。ということで、なんとか風呂に入ることができた。
ちなみに出るときもドアが空かなくて区労するかと思ったんだけど、風呂の湯気でドアが暖まって開きやすくなったのかな?まあなんでもいいか?


 さて、風呂からあがってしばらくすると、先輩からのメールが届いた。しかし、このメール、添付ファイルで送信してほしいといったのに、なんだか点字のバイナリファイルをテキストエディタで無理やりオープンして、それをコピーして貼り付けたような奇妙な代物になってしまっていた。しかもよく見てみると、このファイル、点字ファイルに変換できていない。そう、ただのひらがなファイルだったのである。
そこでその旨送球に返信して、このメールは見なかったことにしてすぐに寝てしまった。


 本日の追伸
 最近(前の土曜日)にATOK15を購入した。
もちろんVectorのダウンロード販売だ。
それで、わざわざ追伸で読者の皆さんにこれを自慢したかったわけじゃなくて、三日ぶりに学校にきてIMEを使ったんだけど、変換能率がかなり悪いことに気がついた。
その証拠に、この日記を書くのだって、家出やった方が断然早いような気がする。
 しかし、このATOK15、インストールがかなり複雑だ。もちろん眼の見える人にはなんてことない作業なんだけど、スクリーンリーダー使用者には、結構難しい。
ちなみにPC-Talkerや2000Readerでは、自力でのインストールは不可能だ。
OutSpokenもしくはJAWSが必要になる。
特にシリアルナンバーの入力画面の音声が出ない。
この画面、JustSystemのホームページから取得できるユーザーIDなるものと、製品付属のシリアルナンバーを入力するんだけど、普通インストールする前にオンライン登録なんてやるやつはいないので、ユーザーIDは空欄で良いことになっている。
そして、タブキーで移動するとこれらの入力ボックスを選択することができるん抱けど、そのときにどこに何を入力して良いのやらPC-Talkerや2000Readerでは見当がつかない。
それで俺は、OutSpokenという強力なスクリーンリーダーでこれを無理やり読ませて入力した。
 それからこのATOK15、単語登録の画面すら上記二つのスクリーンリーダーでは読んでくれない。だから単語登録をやりたいときには、いちいちほかのスクリーンリーダーを起動してやらないと、操作不可能なのだ。
 もし視覚障害者の読者の皆さんの中で、ATOK15の購入をご検討中の方、特にパソコン初心者の方は、周りにインストールや設定などを手伝ってくれる健常者、もしくは視覚障害者であってもWindows上級者がいないと厳しいですので注意してください。
 でも、ATOK15の変換効率は最高ですよ。
これ使わないと損します。





2002年02月19日(火)
Backup

 今日は朝から晩まで授業が入っていた。
 しかし、いずれもくだらないのでレポートの説明以外は聞いていなかった。
つまりは、レポートさえ何とか提出してしまえば単位がでるので授業の内容なんてどうでもいい話なのだ。
 さて、遊んでいる途中、俺はおもしろいものを発見した。それは「Backup」というバックアップソフト。もちろん一般のフリーソフトなんだけど、これがまた音声との相性ばっちりのソフトだ。
 このソフトはバックアップの条件をいくつか登録しておいて、その条件を選択してバックアップを行うことができる。たとえば条件1に「データコピー」という名前を付けて作成したとする。
条件の内容としては、バックアップ元のフォルダやファイル、バックアップ先のフォルダ、バックアップ先にバックアップ元にはないフォルダやファイルがあったときに削除するかしないかの選択、バックアップしないファイル(除外指定)などができる。
この除外指定というのはなかなか便利。この例では条件の名前が「データコピー」なので、プログラム関係のファイルはコピーしなくていいので、それらをすべて除外に指定しておけば、バックアップ速度は速くなる。
 さて、音声で操作する場合は、上下カーソルキーでバックアップしたい条件名にあわせてタブキーを押すと「バックアップ開始のプッシュボタン」があるので、ここでスペースキーを押して確定すればいい。
しかもうれしいことに、「全パターン開始のプッシュボタン」というのもあるので、条件をいくつも登録したとしても、簡単にすべての条件を実行できる。
さらにうれしいのは、「設定をレジストリではなくINIファイルに書き込む」なんて設定もできる。この設定をやっておけば、ファイル構成やフォルダ構成をそのままにして、Windowsのレジストリの修復などをしたときに、いちいち設定をやり直さなくてすむ。
そんなわけで、かなりおすすめなソフトだ。
 それから今日は授業が終わった後に、追い出しコンパの話し合いがあった。
まあ、何とか適当にすませておけばいいかなあ・・・。




2002年02月20日(水)
おもしろいソフトと点字が読めない盲学校の先生

 最近なんだか早寝早起きでしょうがない。
 これ波半端なもんじゃない。朝は2時とか3時とかに起き出す。
しかもその後ずっと起きている。
だから夜も早く眠くなってしまう。そうだなあ、7時ぐらいには着替えもしないで別途に横になって寝てしまう。
だから最近夜の一番電話が多い時間帯に俺に電話をかけても留守電になっているという苦情が続出しているわけだ。
ちなみに今日も2時頃に目が覚めてしまった。それもそのはず昨日も8時頃に寝てるんだから早く起きてしまう。
そんなわけで起きても誰も遊んでくれる人なんていないので、パソコンをいじくって遊んでいた。そんなとき、昨日に引き続き、便利なソフトを発見した。
紙2001とか言うソフトで、常駐させておいてパソコンを弄くっていてメモをとりたくなったときに使う。
具体的に書くと、何かメモをとりたくなったらShift+Ctrl+Kキーを押すと、なんだかエディタのような画面が出てくるので、そこにメモしたいことを書いておく。このときメモの1行目がタイトルとファイル名になるので、そのことをちょっと意識しておくと後で分けがわからなくなる危険性が少なくてすむ。
書きたいことをメモ書きしたらAlt+F4で画面を閉じるだけ。これですでにメモはパソコンに保存されている。
あれれれ、「保存しますか?」って聞いてこなかったのにどうしたんだろうなあ・・・。
実はこれがこのソフトの便利なところ、無条件に1行目をファイル名にして規定のフォルダに保存してくれているので、あの操作が面倒な「名前を付けて保存」のダイヤログを操作しないですむ。だからメモ帳をポケットから取り出して書いて書き終わったらポケットにしまう感覚でメモをとったり読んだりすることができる。
ちなみにメモを読みたくなったときもShift+Ctrl+Kキーで変なエディタみたいな画面を開いてから
Alt+PageUp/PageDown
キーでメモ帳をめくるみたいに読んでいくことができる。
このときそのページを変更したくなったら、ふつうに書き換えて次のページをめくってしまっても変更される。
「変更されています。保存しますか?」とか聞いてこないのでちょっと不安だけど、紙のメモ帳で「書き換えますか?」なんて聞いてこない門ね。
ここでちと注意しなければならないのは、最初に現れた真っ白な画面で文字キーなどのよけいなものを押してしまうと、分けのわからないメモが保存されてしまうので、メモを読みたいときには、起動後に出てくる画面でよけいなことを入力しない用にすることかな。
 このソフトのすばらしいところはこれだけではない。
 メールなんかを読んでいたり、インターネットをしているときに「この部分メモしておきたい」とか言う衝動に駆られるときがある。そんなとき今までは、何かそれこそメモ用紙なんかを用意するか、その部分をクリップボードにコピーして
スタートメニュー→プログラム→アクセサリ→メモ帳
とかを起動して、貼り付けて適当なファイル名で保存するしかなかった。
しかしこいつを常駐させておくと、メモしたい部分を選択して
Shift+Ctrl+Gキーを入力すると「ぴぽ」とか音がして瞬間的にメモされてしまう。
もちろんこのときも選択した文字列の1行目がタイトルになるので、わかりやすい部分から選択しておくと便利だ。
ちなみにホームページリーダーでCtrl+Bで選択範囲の最初をマークして、Ctrl+Dで最後をマークしてからこの操作を実行しても、ばっちりメモしてくれる。
それと、このソフトはフリーソフトなのにユーザー登録が必要だ。
これをしないと止まってしまうので、早速登録してシリアルをゲットした。
その後、このソフトのデータディレクトリを、昨日インストールしたバックアップソフトで自動バックアップされるように追加設定しておいた。
参考までにこのソフトのデフォルトデータディレクトリは、C:\My Documents\Kami Dataだ。

 それからまだ遊ぶ時間はたっぷりあったので、今までにダウンロードしたソフトを整理していると、Windowsのいろいろな場面で使えるサウンド週が出てきた。しかもこのシリーズ、まだいくつかあるらしいので、作者のホームページに行って良さそうなものを拾ってきた。それにしてもこの作者の女の子、なかなかかわいい!!
彼女のいない読者の皆様、よろしかったら拾ってきて使ってみませんか?
http://www14.big.or.jp/~amiami/happy/index.html
に置いてあります。

 さて、やっと朝になったので、学校に行こうとすると、こんな時に限って友達から電話がかかってきた。そんなわけで授業には20分ほど遅れていった。でも、先生もなんだか同じぐらいの時間に現れたりしたので、まあ俺が送れてもどうってことなかったんだけど・・・。
 授業の後は卒業研究の最終発表会があったので、それを聞きに行ってから、家に帰って
きた。すると俺の弟子から電話が来た。その用件はこの間盲学校に発送した資料があいつのところに届いたらしい。その中に点字しか入っていなかったので、先生が読めないとか言うのだ。ああ、盲学校の先生なのに情けない。
ここからは少々過激な発言もあるが、関係者の方々には是非お読みいただきたい。そしてご意見をお聞かせいただきたいと思う。

 上で述べた状況ははっきり言って、盲学校としてあるまじき状態である。これを普通学校にたとえると「文字の読めない先生がいる」ということになるのだ。
この話は実は盲学校だけに限った話ではない。うちの大学にも点字の読めない先生がかなりいらっしゃる。というか、ほとんどの先生が点字を読むことができない。
私は今まで大学とか視覚障害関連の施設の職員の方が、点字が読めないと言うことは聞いたことがあった。しかし、視覚障害学生を教育する期間であるはずの盲学校に置いて、なぜ点字の読めない先生が先生であることが許されてしまうのだろうか?
もちろんほかの学校から盲学校に転勤してきた先生が、1年程度点字を読むことができないと言うのは仕方のない話であるが、盲学校の側からそれも生徒に対して、「点字の資料だけでは読めない」などと平気な顔をしておっしゃる優秀な先生方がいらっしゃる。こんな状況だからろくな学生が育たないことになる訳である。
現在盲学校に勤務していらっしゃる先生方には、この辺のことをご理解いただきたい思いでならない。
このような状況で本当にまともに「先生」という職務が遂行できているかということもはなはだ疑問を感じずにはいられない。
このような先生方は、私たちの支払っている「税金」で仕事をしていらっしゃるわけであるから、なおさらこのような状況はまずい。
視覚傷害学生の教育のあり方とか難しいことを議論する前に、文字の一つも読めないようでは全く話にならない。
 誤解しないで頂きたいのは、私は何も点字の「エキスパート」になれとまで言っているわけではない。本来ならばそれが理想であるが、盲学校に勤務していながら、堂々と学生に「私は点字が読めない」などとおっしゃる先生方にそんなことができるなどとは思ってもいない。
しかし、最低のラインとして、点字が「読める」程度のお力はつけていただきたいと思う。
念のために記しておくが、点字というのは一部を除いて決して難しいものではない。
もちろん深いところまで正確に追求していくのはかなり難しいことになるわけだが、基本を覚えるのは決して難しいことではない。いや、むしろ優秀な先生方の習得していらっしゃる学問に比べれば「簡単」である。
だからこそ、最低ラインとして、盲学校の先生には点字を読めるようになっていただきたいと私は考える。

 上記の文章を読んでの感想などがありましたらご遠慮なく掲示板にどうぞ。
 本当のことを言いますと、この文章、少し柔らかくして書き直そうとしたんですけど、やっぱりこのままにします。
それと、この問題について、メーリングリストにもいずれ投稿しようと思っているんですが、なかなかここまで過激な発言するには勇気がいるんだよなあ・・・。



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shiromuku(d)DIARY version 2.04