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TomGの過去日記


ここでは、2001年11月から2003年3月までの日記を公開しています。
2003年4月1日からの日記は、Mixiで書いています。
Mixiのプロフィールのリンクは、トップページから、Aboutのリンクを開いて、そちらからアクセスしてください。

2002年04月01日(月)
長い1日-->夜も昼も一緒になってきた

 今日はというかあの日記を書いてしばらくしてから寝た。
 ふつうこの日記の始まりは、いやいや、1日の始まりというのは起きて始まるってのが観衆だが、なぜか春休みにどっぷりつかっている暇な大学生TomG君、どうも昼と夜という概念が頭からきれいに消え去ってしまったらしい。
 そんなわけで日記を書き終わった後、ネットサーフィンしていると、なんと年間1200円でGTLDドメインの取得が行えるサイトを見つけてしまった。
実は俺は前々から独自ドメインがほしかったので、早速いろいろと検索してみたんだけど、一番ほしかった
tomg.com tomg.net
はすでに使用されていてだめだった。
しかし、1ヶ月ほど前に検索したときに取得不可能になっていた
tomg.org
は取得可能に変わっていた。
でも、個人ページのドメインにORGってのはどうかと思ったりして、さんざん悩んだあげく友達や知り合いの意見を聞くことにした。
でも、メールで聞くにしても一斉にBCCで送信するだけではただのアンケートになってしまうので、一人一人それぞれにあった形の文章を考えて入力するという、何とも暇なことをやってしまった。
そんなわけですべて送信が終わった頃には2時間も経過してしまっていた。
でも、やっぱりみんな学生の性分、暇な人・優しい人は多いもので、朝の8時だと言うのに続々と返信が届き始めた。
しかし、昨日から全く寝ていないので、眠くて眠くてしょうがない。そこで風呂に入ってひとまず9時30分に寝てしまった。ああ、全く休みにはいるといつもこれだよ。
 しかも今日は4月1日だというのに・・・。ああ、一応もうすでに最後の3年生の時期が来てしまった。
 これまでこの日記でさんざん悪口を並べ立ててきた内の大学、あと1年で卒業できるかと思うとせえせえする。
でもなあ、大人にはなりたくないってのが本当のところだ。もう少し学聖やって、勉強したいことがあるんだ俺は。
社会に出る前に、健常者には負けないネットワークの知識と技術を磨きたい。
はっきり言って健常者だって生きていくのが厳しい時代なんだから、俺みたいな未熟な知識しか持っていないものがこの業界で働いていくのは難しいだろう。
だとすれば、もう少し学生をやりながらアルバイトの形でレンタルサーバー業やホームページ作成代行サービスなどをしながら、この種の知識を身につけていきたい。
はっきり言って、俺は世間がWindowsに変わった2000年に、MS-DOSしか教えていなかった短大の情報処理学科しか卒業しないでこの業界に出て行くのは難しいと思っている。
誤解しないでほしいのは、「難しいと思っている」という言葉の意味だ。
つまりこれは、あくまでがんばれば不可能ではないということだ。
ただし、この大学で教えてくれることのほとんどは、社会に出ても、全く役に立たないと考えられることばかり。もちろん大学なんだから自ら学習しなければならないことは承知しているつもりだ。
しかし、全盲の学生に基本的なコンピュータースキルも教えられないようでは困ると、私は声を大にして言いたいわけである。

 さて、コンナことばかり書いていると、皆さんにブラウザをシャットダウンされそうな気がするのでこの辺で止めておきますです。

 昼寝から目覚めてみると、午後3時に近くなっていた。
 実は今日は、俺の利用しているケーブルテレビ会社の増速工事があり、ネットワークが一時的に使えなくなっていた。その復旧予定時刻が午後3時だったので、すぐに起きてスピード測定をやってみると、4MBPSに変更になっているはずなのに、どうも2MBPS強しか出ていない。まあ、変更になったばかりだからまだしょうがないかなあ・・・。
 その後昨日から問題になっているバーチャルコンピュータの設定を何とか解決すべく、プラネックスコミュニケーションズのサポートに電話で問い合わせてみると、

「LAN内の特定のパソコンに固定のIPアドレスを設定したり、DNSのアドレスを入力するよりも、ルータにそのパソコンのMacアドレスを記録しておいて、そのMacアドレスに対しては、固定のIPを割り当てるように設定した方が簡単ですしトラブルも少ないですよ。」

というおもしろい返事が返ってきた。
しかしこのルータ、コンナ機能までちゃんと持っていたんだなあ・・・。
そこで早速お得意のMS-DOSプロンプトから
IPCONFIG
とタイプしてMacアドレスを確認しようとしたが、どうもこれでは表示されない。
Winipcfgは音声では使えないので、その旨電話の向こうの人に伝えると、
「/ALL」オプションをつけてくださいとのことだった。
そんなわけでやっとこのネットワークカードのMacアドレスがb分かったので、早速ルータ側からこのMacアドレスに対して
192.168.1.130
を固定割り当てするように設定し、外部からのアクセスはすべてこのコンピュータに転送するように設定した。
 さて、ルータとパソコンを再起動して気がついたことだが、どうも今までに比べて格段とアクセスが早くなっている。
特にこのホームページを置いているWNJへのFTP接続やメールサーバーへのアクセスなどは、今までに比べて格段と早くなっている。
転送速度そのものは変わらないのだが、接続ボタンを押してから接続されてホスト側のファイル一覧が表示されるまでの時間や、受信の操作を行ってからメールの読み込みが始まるまでの時間が全体的にかなり高速になった。
やはりルータを使って複数台のパソコンをLAN接続していると、こんなことが起きるのだろうか?

 その後いつもの弁当屋に夕飯を買いに行くと、店番の人がこの前まではおばちゃんがやっていたのに、なぜかおじさんに変わっていた。
おじさん、実はなれていないのだろうか?弁当を注文してから出てくるまでにやたらと時間がかかった。
家に帰ってよく見てみると、ふたが完全に閉まっていないばかりか、唐揚げが外にはみ出しているし、いつもこの弁当には入っていないはずのウインナーと厚焼き卵まで入っていた。ああ、なんだか得した気分。

 飯を食い終わってごろごろしていると、最近ホームページを作り始めた後輩から
「CGIを設置しても500エラーで動かないんですけど」
とかメッセージが来た。
そこで文字チャットで解決するのは面倒だったので、ネットミーティングに呼び出していろいろ話しながら修正すべきところは修正させてみたが、なぜかいくらやっても
「500エラー○500エラーです」
とか表示されて直らない。
でも、そんなことをしている途中で電話が来てしまったので、もう少しがんばるように励ましてからしばらく電話にふけっていた。
 さて、500エラーのことなんぞすっかり俺の頭から消え去ってしまった2時間後ぐらいだろうか、またその後輩からメッセージが来るではないか
「あの、さっきから何十回やっても500エラーなんです」
そんなわけでまたネットミーティングで何をやってみたかなど聞いてみると、どうもこれは一筋縄では解決不可能だと思ったので、もう少し簡単な掲示板に変更することにした。
こちらの方はかの有名なライトボードなので、すんなりと動いてくれた。
ああ、良かった良かった。

 さて、強の日記はここまでにして、続きは明日の日記にしますです。




2002年04月02日(火)
ネットワークいろいろ

 さてさて、昨日からの続きです。
 というか、もちろん本日も徹夜の朝を迎えてしまった。
 後輩の500エラー騒動が解決すると、どうも俺もまた自宅サーバーを立ち上げたくなってきた。もちろん常時公開するのではなく、ちょっと軽いサーバーで友達とチャットがしたいときや、メールでは送信不可能なばかでかいファイルを転送するのに、HTTPサーバをすぐに動かせる準備をしておきたかっただけだ。
 そこでバーチャルコンピュータの設定も終わったことだし、昔俺が遊んだAN HTTPDというソフトを持ち出して設定をやってともかく
http://localhost/
と入れてチェックしてみた。
もちろんトップページは以前に俺が作ったことのある自宅サーバーのトップページ。
表示されたので喜んでリンクをクリックしまくってみると、どうも掲示板のところで今度は俺が「500エラー」を食らうではないか?
前はちゃんと動いていたのに、これはかなりおかしい。
いろいろと設定を確認しても、さっぱり分からない。
もちろんCGIそのものも前に動かしていたものそのままだ。
 さんざん苦しんだあげく、俺が導き出した結論。それは
「アクティブパールをインストールするのを忘れていた」
だっった。ああ、あんなに悩んで何度も設定を確認したのに・・・。もちろんこんな単純なミス、すぐに解決したことを付け加えさせて頂きます。

 その後今度はIPアドレスでサーバーにアクセスしてもらうのはちょっと格好悪いと思ったので、久しぶりに「家サーバープロジェクト」のサイトに行って以前確保しておいた
tomg.myhome.cx
に現在の俺のグローバルIPを設定した。
そしてこのケーブルテレビ業者は80番ポートをユーザーに開放していないので、これを8080に変更して実験してみた。
しかし、500エラーの次に俺に降りかかったのは
「サーバーが見つかりません」・・・何で全くこれなんだよ。
つまりは最近の不正アクセスの多さに嫌気がさしたCATV会社、8080まで閉じてしまったのだ。いいもんいいもん、8080がしまっちゃったら10080にするから。
つうことで、10080に変更して実験してみると、一応こちらからのテストはOKだった。

 それから「独自ドメインで自宅サーバーを運用しよう」とか言うおもしろそうなWebサイトが会ったので、これを読みふけっていると、時刻は朝の7時を過ぎてしまった。
 そのとき、友達の一人がオンラインになったので、早速話しかけて自宅サーバーへのアクセステストを外のネットワークからやってもらった。
もちろん結果は成功だったんだけど、それに気をよくしてその友達とネットミーティングをやろうとしたらなんだか今度は向こうのネットワークの関係でできなかった。
 それからまた眠くなってきたので、午前9時30分に睡眠モード。
目が覚めたのは2時をすぎてしまっていた。

 その後、後輩を捕まえて音声チャットソフトの実験をやってみると、昨日せっかくバーチャルコンピュータの設定をやったにもかかわらず、今まで動かなかったソフトはやっぱり動かなかった。
そこでいろいろ考えてみると、これらのソフトはWindowsに設定されているIPアドレスを相手に何らかの形で送信し、それを元にして音声データの配送を行っているのではないかという結論に達した。
つまり、俺のパソコンに設定されているIPアドレスというのは、昨日設定したこのルータの中でしか通用しないプライベートIPアドレスだ。
だから、このアドレスを元にして相手がデータを転送しようとしても、、全く使い物にならないことは当たり前の話なのだ。
もちろんルータをはずして実験してみるとしっかりつながってくれたことがこのことを証明している。
 そんなわけで音声チャットソフトを使うには、どうしてもルータをはずさなければならない。
 もしくは今はやりのYahoo!BBでも契約して、今のCATVと併せて二つの回線を同時に使用するという何とも無駄なことをする以外に方法は思いつかなかった。
 実はどうも昨日のポート閉鎖事件からこのCATVがいやになったので、強の朝方Yahoo!BBのサイトを見ていたりしたんだけど、後1年しかこっちにいないのに、わざわざ解約するのが面倒なことで有名なYahoo!BBを申し込む必要はないだろう。
そんなわけで音声チャットは、しばらくネットミーティングの直接IP指定接続に頼るしか方法はなさそうだ。




2002年04月03日(水)
BBフォン

 今日は夕方まではいつものようにのほほんと過ごしていた。
 しかし、夕方になって、毎月購読している雑誌が届いたのでそれを読んでいると、YBBとフレッツADSLの比較記事が載っていた。
 それによると、フレッツADSLに比べてYBBは速度が30パーセントほど遅くなるらしい。しかし、俺がちょっと興味をそそられたのは、BBフォンとかいう電話サービスみたいなやつだ。これは通常の電話からインターネット電話が使用できるというもので、相手が一般電話であれば、全国どこにかけても3分7.5円という、電話大好きな俺にとってはおいしい話だった。
 しかし、仕事上高速インターネットが必要な俺は、最低でも1MBPSは出てくれないと困る。ところが、この辺りでYBBを使っている人の話によると、どうやらやはり速度が遅いらしい。実測500KBPSも出ていない人がいるというので、YBBは止めることにしたんだけど、どうもやっぱりこのサービス捨てがたい。




2002年04月04日(木)
主任復帰

 今日は久しぶりに元BLPCボランティア代表だったMR.Q2と話をした。
どうもやっぱりボランティアの派遣は彼でないと人脈の都合上、非常に危なくなってきたのだ。
 そこで今の主任が彼に相談してやっていたんだけど、どうも情報の伝達がうまくいかなかったらしく、それなら直接連絡を取り合った方がいいのではないかという結果になった。
 そこで内の副会長が、代表で彼と話し合いをしに行って、その後こちらに電話が入ってきた。
まあ、確かに俺は彼を首にしたけど、やっぱり能力は彼以上の人はいないのだ。だから彼が彼女にうつつを抜かして約束を破ったり品ければ、またBLPCに戻ってきて仕事をしてほしかった。
そこでその辺も含めて話し合いをした結果、6日付で復帰してもらうことになった。




2002年04月05日(金)
愚痴とおもしろい話

 今日は明日の会議に向けて、朝から資料作りと時間の打ち合わせをした後、今度の就職フォーラムに持っていく履歴書を作成した。

 この先はあくまで渡し個人の考え方並びに解釈であり、怒りの感情にまかせて作成した文章である。しかし、これが私の現在の心境であるから、ここにあえて原文のまま書き残しておきたい。

 実は今日は声を大にして書いておきたいことがある。
 ほかでもない、それは何度もここで述べてきている、俺のお世話になっていない、いやいや失礼しました大変お世話になっている、頼りにしていた、すばらしい短大の話である。
 全盲の学生が初めて就職フォーラムに出席するときぐらい、引率の先生がいらして頂いてもいいのではないだろうか。
しかも「私は面倒くさいから東京には正直言って行きたくない」とかおっしゃいます。
このような教員に、本当に視覚障害教育が行えるのであろうか?
そのような状況の中で、噂によると関連学会に置いて、「私は視覚生涯教育のプロである」などと胸を張っているという話をある筋から耳にしたことがある。まさか学生の私としては、このようなことが事実であるとは信じたくないのだが・・・。
しかも入学生募集のパンフレットに

> 豊富な企業情報をもとに就職ガイダンス、就職セミナー、模擬面接、社会人マナー、企業見学など丁寧な就職指導を行います。

との記述がみられるが、この「豊富な企業情報を元にした丁寧な就職指導」というのは、1日しかも午後だけの就職模擬面接のことであろうか?それともWebSanaに応募してください。という暖かいアドバイスのお言葉ただ一言なのだろうか?もしそうだとしたならば、ちょっと日本語の使用法に誤りがあると私は指摘させて頂きたいのだが、いかがなものであろうか・・・。
さらに、音声でインターネットを利用するすべも知らない全盲の学生に、
「一般の大学生はインターネットで1日最低4時間はやってるんです。だから皆さんもインターネットでどんどんやってください。就職するのは皆さんなんですから。」
とお教え頂いただけのような気がしているのだが、これは私の記憶のどこかが欠落してしまったとでも考えないと到底納得がいかない?いや、そんなはずはないと思う。少なくとも私はこうして日記をつけることもできているし、この日記に記していることは読めばちゃんと自分で記したことを鮮明に思い出すことができる。
だとすれば、この大学のこの学科内の日本語では、上記のような指導のことを「丁寧な就職指導」と表現しているわけで、これは全くの誤りであるとしか考えられない。
 まあ、詰まるところ、私には、ただ面倒くさいから放り投げられている様にしか感じられない。
それで何とか引率をお願いすると
「視覚障害者の解除は私たち教員の仕事ではありません」
と胸を張っておっしゃるではないか!!確かにそれは正論だ。しかし、これが正論なのは、一般大学の話なのではないだろうかと私は思う。
もちろん皆様に誤解しないで頂きたいのは、私が就職活動で出かけるたびに、先生に引率して頂きたいなどと亜さらさら思っていない。というか、そこまでやれるだけの能力はこの組織には存在しないであろうし、本気で全盲学生の就職について考えてくださる先生は皆無に等しい。全盲の一般企業への就職というのは、この国では並大抵の努力で実現するものではないと伺ったことがある。これは視覚障害者の間でも一般的に伝わっていることであり、信憑性は高いだろう。そんな状況の中で、私の兄の通っていた専門学校の何分の1かの「懇切丁寧な」就職指導で果たして就職困難といわれる私たち全盲学生の就職はどうなってしまうのだろうか?

 さて、愚痴はこの辺にしておいて、今日はおもしろいことが会った。
 なんと今までずっと研究していた、複数人での音声チャットを行う方法を編み出したのだ。
 この方法、俺が履歴書作成のために学校に幾途中で弟子から電話が来て考えついたのだが、実験してみると十分実用に耐えられるのでここにご紹介することにする。
しかもここで必要なソフトは、すべて無料のフリーソフトのみなので、電話大好き人間のTomG君にとっては、おいしくてほっぺたが落ちそうな話なのである。
正直に言います。「ねえねえ、読者の皆さ〜〜ん聞いて聞いて」
いいこと発見したんだ(わ〜〜い、わ〜〜い)

 具体的な手順は以下の通りである。
なお、現在のところ4人の人が会話することが可能だが、理論的にはもう少し多くの人が会話をすることは可能だと思う。

 1.電話が大好きでインターネットへの常時接続が可能な仲間を集める。
このときに注意して頂きたいことは、メンバー全員がグローバルIPアドレスを利用する必要がある。ケーブルテレビ会社の一部のサービスや、ルータを利用した環境では難しい。
 2.その中からもっとも回線の太い親分を決めて、サーバーにする。
 3.通信ポートの仕様の異なるインターネット電話プログラムを人数-1個用意する。
例として、ポケットフォーン・マイクロソフトネットミーティング・MSNメッセンジャーサービスの音声チャットなどがある。
 4.サーバー側でこれらのプログラムをすべて起動して待ち受け状態とする。
 5.上記3.で用意したプログラムをメンバーがそれぞれ起動していき、すべてのメンバーとサーバーとの音声チャットが可能なようにする。
たとえば、Aさんはネットミーティングでサーバーと通信し、B三はMSNメッセンジャーの音声チャット、C三はポケットフォーンでそれぞれサーバーと通信する。
 6.メンバーはハウリング防止のため、全員ヘッドフォーンをかぶる。
 7.サーバーのスピーカーの近くにマイクを置いておく。

 これでサーバーさん、Aさん、Bさん、Cさんの4人の仲間でインターネット電話で楽しい会話を楽しむことができる。
 皆さんも是非おためしください。



2002年04月06日(土)
会議

 今日はBLPCの会議で東京に出かけた。
 俺はいつも東京に行くのに高速バスを利用しているんだけど、最近到着時間が読めるようになってきた。
 ちなみに今回は土曜日だったので、だいたい1時間40〜50分で到着すると思われた。
そんなわけだったので11時の集合に会わせて余裕を持って9時の高速バスで東京駅に向かった。
 今回は俺の予想が的中して、時間通りに到着した。
さて、ここからがいつも問題になる。この後日本橋口から東京駅の構内に入ることは人について行けば可能だ。しかし、待ち合わせ場所の丸の内南口までは、ここからだと全く反対の方向になるので、かなりの道のりなのだ。実は最近八重洲北口改札まではいけるようになったんだけど、そこから丸の内南口の車いす待合室まではかなり距離がある。そこで改札口のおじさんに聞いて何とか行こうとしたんだけど、最近東京駅は人件費削減のために人が少ないので、方向は教えてくれても案内してまではくれない。
でも、改札口の前に行くのにはもう一つ理由がある。
それは、連絡通路よりも改札口で迷っていた方が、人が多く集まってくる場所なので親切な人を捜しやすくなるわけだ。
そんなわけで一応の方向を聞いたので、適当に歩いていると、今の時代には珍しくかわいいお姉さんが声をかけてくれた。しかし、その人丸の内南口までの経路を知らないらしく、困り果ててしまっていると、親切そうなおばさんが「それでは一緒に行きましょう」と助けてくれた。
 そんなわけでやっと時間通りに待ち合わせ場所に着くことができた。
 それから昼飯を食った後、中央区の会議会場に向かった。
 会議会場といっても会員の自宅をお借りしてやるので、そんなにお堅いものではない。

 今回の会議は次回のイベントの打ち合わせと、4月からのBLPCの組織運営に関するものだったので、かなり時間がかかった。
それから今回の会議では、遠隔地からネットミーティングで会議に参加するという新しいことも試みてみた。

 5時30分頃に会議が終わってから、バスで東京駅に戻った後、メンバーはそこで解散になったんだけど、俺はどうせ暇だったので、内の新人インストラクターのH氏を誘拐して、喫茶店だの有楽町のビックカメラだので遊んで帰った。
 ちなみに筑波センターに到着したのは11時に近くなっていたので、大学中央行きのバスはなくなってしまっていた。
そんなわけで仕方なくタクシーで帰ってきたんだけど、そのときの運転手がこの業界では珍しく人の良さそうな若いお兄ちゃんだったので、話しやすくて楽しかった。





2002年04月07日(日)
久しぶりの電話

 今日は特にやることもなかったので、昼頃に起きて過去の日記を読み返したり、いろいろやっていた。
 実は今日は新入生の寄宿舎入寮式がある日だった。
 でも、アパート暮らしの俺にはそんなに関係なかったんだけど、どうもどんな新入生が入ってきているのか楽しみだった。
それと同時に、俺と同じ全盲の新入生が気にかかった。

 ここからは愚痴のコーナーである。興味のない人は読み飛ばしてもかまいませんが、すべて真実なので視覚障害関連のことに興味があってこのページにお越しいただいた皆様にはお読み頂きたい。
 それというのも内の大学の視覚障害補償がなっていないからだ。
この日記が最近俺の愚痴ボードと化しているというご意見が来てしまったが、ここに書いてでも置かないと気が済まない。
 ちなみに俺がこの大学に入ったときのことを思い出して書いてみよう。
 俺がこの大学に入学したのは、ちょうど今から2年前の2000年の4月だった。
 もしかすると少しは改善されたかもしれないけど、そのときは全盲学生に関する歩行訓練などはいっさい行われなかった。しかも情報基礎の時間に学習したことというのが、今ではあまり使われなくなってしまったOS、MS-DOSの使い方で、Windowsを音声とキーボードで使うノウハウなどは「全く持って」教えて頂けなかった。
まあ、全国でも唯一の障害者向けの就職に直結した専門大学での教育がこの通りなんだから、この学校の担当の先生も、未だに世間一般ではMS-DOSが利用されていると考えていらしたのだろう。そう思うしか納得のできる説明が不可能だ。
ちなみにこのどうしようもないへてなしな教育方針に関しては、前年度から見直しが行われ、Windows中心の情報基礎教育を始めるようになったという話だが、もちろん内の共感にスクリーンリーダーのことやキーボードでWindowsを操作するノウハウを持ち合わせていらっしゃる方は皆無である。
このような状況の中で、教育方針を切り替えるとどうなるかは皆様のご想像の通りである。
もちろん点字に関しても同様のことで、情報処理学科の先生方の90パーセントは点字を全く理解できない。しかもそのことについてこれではいけないと言う意識すら持っていらっしゃらないのだからさすが優秀な国立短期大学の筋金入りの先生方は考えがしっかりしていらっしゃると日頃から感心している。ちなみに授業中に、全盲の生徒の前で「私点字分からないから」とか、悪切れもなさそうにおっしゃる先生もいらっしゃる。

 さて、愚痴コーナーはこの辺西桝です。
 夜になって、友達3人とネットミーティングを楽しんでいると、いきなり内の主任のMR.Q2から電話が入った。
それというのも彼の彼女Mickyと話してほしいというのだ。
俺とMickyには、訳ありの関係があり、今までぎくしゃくしたモードになっていたので、このまま行くとやばいことになりかねないと彼は判断したのかもしれない。
そんなわけで1年半ぶりにMickyと話すと、相手はかなりの不安を抱えているらしく、声が動揺しているしうわずってしまっている。
さすがに1年近くつきあった相手だけに、なぜかそんなことまでしっかり分かってしまうから全盲は怖い。全盲というのは目が見えない文だけ、他の人に比べて耳は抜群なやつが多いので、だいたい、電話の声で友達がどういう心持ちなのか程度は判断できることが多い。そんなわけでともかく落ち着いてもらわないことには話が進まないから、長い時間かけて落ち着いてもらった後に、いろいろ話を聞いたりしたので、結局電話を切ったのは朝の4時過ぎになってしまった。




2002年04月08日(月)
無線のセンター局と同じマイク裁き

 今日は昨日の電話の影響で、起きたのがお昼頃になってしまった。
 実は今日から大学の食堂が開く予定になって板のだが、どうも眠くてわざわざ学校に行く気になれなかった。昨日までは明日は新入生を見に行こうとか思っていたんだけど、どうも眠気には対抗できなかったTomG君でした。

 それから今日は、またネットミーティングと電話の4社通話で打ち合わせもやった。ちなみにネットミーティングやポケットフォーンなどの通信ソフトをフル活用しても、相手の回線の都合やネットワークの混雑状況なども加わると、どうしても会話にタイムラグが発生する。
タイムラグというのは、こちらでマイクに向かって「あ」と話したときに、相手のスピーカーから「あ」と聞こえるまでの時間差のことを言う。
これは一般の電話回線ではほとんどないが、インターネットで音声を送信する場合、ほとんどのソフトでタイムラグが発生する。具体的な数値はソフトによって異なるが、ネットミーティングでは0.3秒、ポケットフォーンでは1秒程度のタイムラグが発生することになる。この状態の上に、4人がそれぞれ動じ同時に会話できるのだから、会議などすれば回線は大混乱になる。こんな時に有効なのが栃木学生は無クラブ時代に鍛え上げてきたセンター局をつとめる時のマイク裁きの技術だった。
無線と同じように、サーバーである俺がセンター局を努めてマイクを順番に回すことで、混乱することなく会話を通すことができる。
いやあ、しかしこんなところで無線と同じ技術が使えるとは全く持って考えていなかった話だ。




2002年04月09日(火)
ドメイン取得

 今日は午前中は寝ていて午後からいろいろと遊び始めた。
 久しぶりに友達と食堂で飯を食った後、家に帰ってから念願のドメイン取得作業を始めた。
前々からドメインは欲しかったんだけど、どうもしっくりくるドメインが見つからなかった。しかし、少し待っていればドメインが空くかもしれないと思っていたのだが、どうも1ヶ月以上待っても欲しいと思ったドメインは空かなかった。そこで2番目に欲しいと思ったドメインが空いている内に取得してしまおうと思ったのだ。
実は2週間前までは
tomg.com tomg.net tomg.org
のすべてが取得不可能になっていたのに、1週間前にはtomg.orgが取得可能になったのだ。しかし、この「ORG」というのは格好が悪いと思って、
tomgnet.com トムジーネット ドットコムというドメインを取得したのだ。
しかし、ドメインを取得してクレジットカードで支払い手続きを完了しても、ドメイン作成完了の連絡がこない。そこで心配になって取得元のレジストらに確認の電話を入れてみると、どうもオンライン決済はオンライン決済でも実際の決済処理はマニュアルでやっているとのことだった。そんなわけで取得ドメインを伝えると、すぐに完了のメールが届いた。それからこのドメインを使えるようにするために、WNJにこのドメインを持ち込む申請をした。
ということで、このサイトのURLもそろそろ変更になります。




2002年04月10日(水)
悔しい!!

 今日は東京で行われた「障害者のための就職フォーラム」というイベントに行った。
しかも学校からは引率が着かなかったので、ボランティアを自分で手配して何とか会場まで行ったのだ。
しかし、いつものようにバスで東京駅まで行くと、ちょっと時間の計算を間違えたらしく、
40分以上も早くつきすぎてしまった。しょうがないのでバス停の近くで待っていると、かなりの人が心配して声をかけてくれた。さすがこの辺のところが東京都は違う。
 今回のボランティアさんは自宅で人材派遣の事務所をやっている人だったので、会場に着いてから受付をした後で、服装チェックをしてもらった。ネクタイが曲がっていたり、スーツがくちゃくちゃだったりすると恥ずかしいからである。
でも、一応そんなことはなかった。
 会場には40社以上の会社がブースを出していたんだけど、俺は絶対に行きたい会社があったので、面談開始のずっと前からその会社のブースの近くにたって待っていた。
そして、面談開始の合図と同時に1番乗りでその会社のブースに座った。
 ちなみに今回このことについては、就職活動が終わった後にん別コーナーで書いていこうと思うので、ここではあえて詳しくは書かない。

 さて、フォーラムが終わった後で、内の大学のS学科の卒業生が来ていたので、コーヒーを飲みながら少し話をした。
それからいつものようにバスで自宅まで戻ってきた。
すると、ドメイン移転申請受付の連絡とDNSサーバー情報が届いていた。
そんなわけで早速ネームサーバーを指定のものに変更したが、どうもこのネームサーバー、確かにこの会社のネームサーバーではあるんだけど、俺の使っているwnj11サーバーのじゃなくて、www21.wnj.jpというサーバーのもののような気がした。そこで「怪しい」という話をメールで出しておいた。
その後、whoisデータベースが書き変わったことを確認するために、tomgnet.comを検索してみると、ちゃんと俺のものになっていた。しかし、この後悪夢が怒ったのだ。
実は俺、やっぱりtomg.netとかtomg.comも同時に検索してみたんだけど、tomg.netの結果のところに「このドメインは使用されていません」なんて出てくるではないか!!おとといまではちゃんと使用者の情報が出てきていたのに・・・。
つまり、今日、このtomg.netは持ち主の所有期限が切れ、その人が更新料金の支払いをしなかったために、取得可能ドメインになってしまったのだ。
ああ、悔しい悔しい!!せっかく独自ドメイン取得したのに、その次の日に一番欲しかったドメインが空いてしまったのだ。あまりにも悔しかったので、話の分かる友達にメールしまくってしまった。
それでも気が収まらなかったので、勢いでtomg.netの取得手続きまでしてしまった。
しかし、また1785円を支払う気になれなかったので、支払いの手続きはしなかった。




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