2003年01月21日(火)
人からもらったフロッピーは実は面白いことがある
人というのは案外意外なところで自分と同じ面を持っていることがある。 自分とは全く性格や趣味の違う人や、かなり年の離れている人と話をしていると、この人達とは自分は全く違う世界に住んでいるんだと思わないこともない。 しかし、ふとした話の展開から、思いもかけず意気投合してしまう。こんな経験はないだろうか。 いつもの先生の助手のバイトの仕事が終わって一息ついているとき、最近ビクターの音声電話機が無くなりかけていて、視覚障害者に使えるナンバーディスプレイ対応の機種が無くなってしまうという話になった。 「こうやって便利なものができては消えていく、そうなんだよなぁ、せっかく便利なものがあっても、企業さんは僕らの便利さよりも利益優先で、どんどんいいものができては消えていく、世の中そんなものなのかな」 「そうですね、たしかに今までもいろいろと消えましたよね」 「そうそう、そうだよ。僕はねぇ、君は知っているかどうか知らないけどね、昔シャープから出ていたポケット音声電卓、あれが無くなったときも悲しかったなぁ。あんなに大事に使ったのに、あれもついに機械の寿命ってやつで、こわれちゃったもんな」 「先生、あれなら○○録音所っていうお店に奈良残ってるかも知れませんよ」 「なに〜〜、君はあそこを知っていたのか。僕はね、あそこには若い頃さんざん通ったんだよ。」 「えーっ、そうだったんですか。先生もご存じだったんですね」 「あそこの主人はね(以下省略)」 という感じで、俺は全く思いもがけず先生と意気投合してしまったというわけである。 今までも学校の話やコンピュータの話で盛り上がることはあったが、ここまで浸し身をもって懐かしい話ができるとは。全く持って自分と相手との間には思いがけない共通点が存在するものだと、びっくりしてしまった出来事だった。
ところで今日は、かなり朝早くから新井君にチャットで呼ばれて起き出す羽目になった。とりあえずあいつ、まだ例の女の子のことが忘れられないらしく、俺にしつこく何とかくっつけてくれと行ってくるのだが、どうしたって無理なものは無理だ。 その後7時頃から久しぶりに俺が中学・高校生時代にため込んだMDを引っ張り出して聞いてから、学校に行ってバイトをして授業に出て帰ってきた。
さて、突然の話だが、皆さん、人に自分がパソコンで作ったデータを渡すとき、どんな方法を使っているだろうか? ほとんどの人は手軽さと値段の安さから、電子メールで送ってしまう場合が多いのではないだろうか。ところが、相手がインターネットにつながっていなかったりすると、フロッピーに入れて渡すことになる。このとき自分の使っていたフロッピーディスクの内、いらないものを見繕ってデータを消して渡すべきファイルのみをコピーして渡したという経験をしたことのあるあなた、いらっしゃるのではないだろうか? 実はこれ、かなり危険なのである。 友達と夕方チャットをしていてそんな話になったのだが、通常ファイルを消す場合、不通にDeleteキーなどで削除すると、そのファイルに「削除マーク」というのが付けられるだけで、データ本体は消えていないことになるのだ。 つまり、ちょっと細工すると、これ、データが上書きされていなければ復元可能だったりする。WindowsではOSは標準でこの機能を持っていないのだが、なんと向かし懐かしいMS-DOSには、こういうことをするコマンドがあったりする。 これで人からもらったフロッピーを覗くと、大変面白いものが見つかったりするわけだ。 いつだったか、大学の先生からもらったフロッピーの中に、去年の同じ時期の誰かのレポートが残っていたことだってあったし、○○からもらったフロッピーの中に、○○への○○が入っていたことだって或。 これはHDDに関しても同じで、中古のHDDを買ってくると、実はそれは宝の山だったという話しもある。 それでは、どうやって消したファイルを覗くかというと、それはMS-DOSの部屋の中をくまなく探して欲しい。 Windowsの人は、フリーソフトで復元というのがあるのでこれを試してみるのも面白いだろう。 さぁそこの暇な皆さん、人からもらったフロッピーを手にとって、いろいろと眺めてみるというのはいかがだろうか?
|