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TomGの過去日記


ここでは、2001年11月から2003年3月までの日記を公開しています。
2003年4月1日からの日記は、Mixiで書いています。
Mixiのプロフィールのリンクは、トップページから、Aboutのリンクを開いて、そちらからアクセスしてください。

2003年01月21日(火)
人からもらったフロッピーは実は面白いことがある

 人というのは案外意外なところで自分と同じ面を持っていることがある。
自分とは全く性格や趣味の違う人や、かなり年の離れている人と話をしていると、この人達とは自分は全く違う世界に住んでいるんだと思わないこともない。
しかし、ふとした話の展開から、思いもかけず意気投合してしまう。こんな経験はないだろうか。
 いつもの先生の助手のバイトの仕事が終わって一息ついているとき、最近ビクターの音声電話機が無くなりかけていて、視覚障害者に使えるナンバーディスプレイ対応の機種が無くなってしまうという話になった。
「こうやって便利なものができては消えていく、そうなんだよなぁ、せっかく便利なものがあっても、企業さんは僕らの便利さよりも利益優先で、どんどんいいものができては消えていく、世の中そんなものなのかな」
「そうですね、たしかに今までもいろいろと消えましたよね」
「そうそう、そうだよ。僕はねぇ、君は知っているかどうか知らないけどね、昔シャープから出ていたポケット音声電卓、あれが無くなったときも悲しかったなぁ。あんなに大事に使ったのに、あれもついに機械の寿命ってやつで、こわれちゃったもんな」
「先生、あれなら○○録音所っていうお店に奈良残ってるかも知れませんよ」
「なに〜〜、君はあそこを知っていたのか。僕はね、あそこには若い頃さんざん通ったんだよ。」
「えーっ、そうだったんですか。先生もご存じだったんですね」
「あそこの主人はね(以下省略)」
という感じで、俺は全く思いもがけず先生と意気投合してしまったというわけである。
今までも学校の話やコンピュータの話で盛り上がることはあったが、ここまで浸し身をもって懐かしい話ができるとは。全く持って自分と相手との間には思いがけない共通点が存在するものだと、びっくりしてしまった出来事だった。

 ところで今日は、かなり朝早くから新井君にチャットで呼ばれて起き出す羽目になった。とりあえずあいつ、まだ例の女の子のことが忘れられないらしく、俺にしつこく何とかくっつけてくれと行ってくるのだが、どうしたって無理なものは無理だ。
その後7時頃から久しぶりに俺が中学・高校生時代にため込んだMDを引っ張り出して聞いてから、学校に行ってバイトをして授業に出て帰ってきた。

 さて、突然の話だが、皆さん、人に自分がパソコンで作ったデータを渡すとき、どんな方法を使っているだろうか?
ほとんどの人は手軽さと値段の安さから、電子メールで送ってしまう場合が多いのではないだろうか。ところが、相手がインターネットにつながっていなかったりすると、フロッピーに入れて渡すことになる。このとき自分の使っていたフロッピーディスクの内、いらないものを見繕ってデータを消して渡すべきファイルのみをコピーして渡したという経験をしたことのあるあなた、いらっしゃるのではないだろうか?
実はこれ、かなり危険なのである。
 友達と夕方チャットをしていてそんな話になったのだが、通常ファイルを消す場合、不通にDeleteキーなどで削除すると、そのファイルに「削除マーク」というのが付けられるだけで、データ本体は消えていないことになるのだ。
つまり、ちょっと細工すると、これ、データが上書きされていなければ復元可能だったりする。WindowsではOSは標準でこの機能を持っていないのだが、なんと向かし懐かしいMS-DOSには、こういうことをするコマンドがあったりする。
これで人からもらったフロッピーを覗くと、大変面白いものが見つかったりするわけだ。
いつだったか、大学の先生からもらったフロッピーの中に、去年の同じ時期の誰かのレポートが残っていたことだってあったし、○○からもらったフロッピーの中に、○○への○○が入っていたことだって或。
これはHDDに関しても同じで、中古のHDDを買ってくると、実はそれは宝の山だったという話しもある。
それでは、どうやって消したファイルを覗くかというと、それはMS-DOSの部屋の中をくまなく探して欲しい。
Windowsの人は、フリーソフトで復元というのがあるのでこれを試してみるのも面白いだろう。
 さぁそこの暇な皆さん、人からもらったフロッピーを手にとって、いろいろと眺めてみるというのはいかがだろうか?



2003年01月22日(水)
フリーのWWWブラウザ

 昨日の昼休みのこと、Winona君が俺に向かって
「なぁTomGよ、考えてみるとフリーのWWWブラウザってねぇよなぁ」
たしかに言われてみればそうだ。
 世の中には数多くのフリーソフトが出回っている。
Vectorや窓の盛りなどのオンラインソフトライブラリを見ると、目的のソフトを探すのが困難なほどの多くのソフト群が登録されている。
ところがである、言われてみればたしかにフリーのWWWブラウザって無い。少々あることはあるが、IEをエンジンに使ったものとか、ネスケをエンジンにしたものなんかで、独自のやつは皆無だったりする。
WWWブラウザという、一番多く使っているものなのに、どうしてフリーのブラウザはここまで少ないのだろうか。
これはどうも、GIFというインターネット上で多く使われている画像形式に対応するために、GIFの著作権を持っている会社に大量の著作見料を払わなければならないことが大きく関わっているらしいと聞いたことがあるのだが、全く持って残念な話である。
 だがしかし、俺たち視覚障害者には、画像なんて読み込みを遅くする以外の何者でもない。そう、いわばテキストだけ表示してくれるブラウザがあれば片が付くというものだ。
そんなことを考えていて、俺はちょっとばかり思い当たるソフトを思い出した。それは、MS-DOS時代から視覚障害者の一部の人が使っていたブラウザ機能付きのエディタで、去年の後半ぐらいにWindows版画リリースされたものだ。
これは、WinAltairというソフトで、音声・点字ディスプレイ専用のテキストエディタである。
本来これはエディタだが、MS-DOS時代にはWWWブラウザとしての方が有名になっていた。
 俺はこいつがリリースされてから、一度だけダウンロードして使ってみたのだが、どうも操作性が好きになれず、すぐに使うのをやめてしまった。
でも、改めてこんな風に言われてみると、使いにくいがこいつは何とも貴重な存在だったのである。
 そんなわけでそのときから、俺はこのソフトにちょっとばかりはまりこんでいる。
テキストブラウザとエディタが統合しているので、いろいろと調べながらものを書くときには、案外慣れてしまえば使いやすいのかも知れないが、Windowsの常識が全く通用しないので、ちょっとばっかり悪戦苦闘している。
でも、完全なるテキストエディタなので、JavaScriptでブラウザをクラッシュさせる(俗に言うブラクラ)なんかは全く通用しない。もちろんJavaアプレットやアクティブXなんかも全く無意味である。
アングラサイトを回るには、こいつを使うと非常に安心できる。ほとんどのいたずら仕掛けは、IEをターゲットにしているし、何せこんな具合にほとんど新技術は通用しないのだから、何を心配することもなくいろいろとできる。
最近のブラウザは何処までも機能を拡張されて、巨大で重たいものになっているが、たまにはこういシンプルなブラウザでネットサーフィンするというのもなかなかいいものだ。

 さて、今日はちなみに一度6時頃に目を覚ましてこのエディタともブラウザとも着かない代物で遊んでから、眠くなったので7時頃寝ると、気が付いたらすでに11時40分を回っていた。
授業が午後からの予定だったので、学校に行って飯を食っていると、先生がやってきて、風邪を引いたので休校にするといっている。とりあえずそれをクラスのやつらに伝えた後、研究室にこもってまたこのソフトで少しばかり遊んだ。

 そういえばもう1月も終わりに近づいている。俺は研究室でこんな風に暇をしている場合なのだろうか。
それならいいのだが、どうもどこかから「おい、卒論書き始めないとやばいぞ」という悪魔のささやきが聞こえてくるではないか!!
そうだ、この時間にちょっとでも取りかかっておこう。やる気が出た時じゃないと俺って絶対にやらないから。そんなわけで、3時間目の後半から、家に戻って論文を書いていると、宅急便屋がやってきた。
この前、ピヨマルが俺に何かくれると言っていたので、それが届いたのかと思って出て行くと、なんとそれは、BLPC当てに高知システムから届いた荷物だった。
早速中身を開けてじっくり研究したかったのだが、そろそろ5時間目のゼミの時間が近かったので、とりあえず帰ってきてからじっくりやることにした。
 それから学校について、ゼミの時間に続きの論文を書いてから、弁当を買って帰ってきた。
 飯の後、さっき届いたソフトを早速インストールして試してみたのだが、これについては近々レポートを書くかも知れないし書かないかも知れない。視覚障害者向けの音声ワープロなのだが、今までのものと違ってこれはかなりすごい。
表作成も柔軟にできるようになっているし、なんとHTML文書をワープロで不通に文字を書く感覚で簡単に編集できたりして、かなりびっくりだった。
でもな、よく考えてみるとワードとかではこれってかなり昔からできてたんだよな。やっと視覚障害者も人並みの高機能ワープロが使えるようになったのか・・・。



2003年01月23日(木)
こんなに寒いのに動物は良く生きてるよなぁ

 今日の夜から明日の朝に書けては、関東の北部で雪となるでしょう。ところによっては5センチほどつもるかも知れません。
昨日の夜、天気予報でそんなことを言っていたので、俺はなぜか6時頃に起き出して、寒い中外を見に行ってしまっていた。
 しかし、期待とは裏腹に雪は全く積もっているどころか、外は単なる雨だった。
今年は例年には珍しく、12月に大雪が降った。そして1月に入ってからも、何度か雪が降ったりしている。
去年の11月の長期予報では、確か暖冬といっていたのだが、暖冬どころか例年よりも寒いのではないかと思う。
 それにしても、なぜか雪が降るとなると、俺は小さい子供のように喜んでしまう。外に雪が積もると足を取られて何処を歩いているか分からなくなるし、傘を差さないと外に出られないなどあまりいいことはないのだが、それでも雪が積もっているのを見るのが好きなのだ。
これは雪が降ると、いつも遊びに行ってしまう兄貴が家にいて遺書に遊んでくれたし、学校の寮にいたときは、雪で学校が休校になって、普段なら滅多に遊べない昼間に友達とかまくら作りをやる楽しみがあったから、俺の体のどこかに「雪は楽しいもの」という心が住み着いているのではないかと思っている。
でも、外に出て雪が降っていなかったとき、今日人生で始めて「ああ、雪降らなくて良かった」と感じてしまった。何で今日はこんな事を感じてしまったかといえば、それは俺は一人暮らしであるということと、12月の大雪の時に外に出られなくて昼飯が食えなかったことが原因ではないかと思う。
これは何とも複雑な気分だ。雪が降れば良かったのにという思いと、雪が降らなくて本当に良かったという思いがバランス良く釣り合ってしまったのだから・・・。
 さて、そんなわけで早く置きすぎてしまった俺は、久しぶりにBLPCのホームページをちょっとだけ直したり、昨日のソフトのマニュアルテープの続きを聞いたりして時間をつぶしてから学校に行った。
 今日は2時間目の授業でディスカッションをやったのだが、内のクラスの奴ら、何でこんなにも理論的な思考ができないのだろうか。先生に俺がとっかかりのしゃべりをやれといわれたので仕方なくディスカッションの口火を切ることになったのだが、俺が
「これこれはこうだからこう思います。皆さんいかがですか」
とか言っても、反対の声が一つも挙がらない。これって実は案外楽に終わっていいのだが、基本的にディベートが好きな俺にはつまらなすぎた。
 午後の授業は今日早く置きすぎた性で、眠くて眠くて先生が何を言っているか全く覚えていないのだが、とりあえず演習問題を渡されて始めて気が付いた感じだった。
 それから家に帰ろうと外に出てみると、相変わらず外はものすごい雨になっている。しかも雪が降るか雨になるか微妙な気圧配置だとテレビで言っていただけあって、ものすごい寒さで家に着くまでに手の感覚がほとんど無くなってしまった。
 ところで俺がいつものように夕方飯を買いに行った帰り道、道ばたに寒そうにふるえている猫を見つけた。こんな雨の中俺だってジャンバー2枚も着込んだって寒いのに、こいつは自分の体に生えている毛だけで寒さをしのいでいるかと思うと、かなりかわいそうになってしまった。
まぁ野良猫ならいいが、これが人間に捨てられた猫だったらと思うと胸が痛い。
なでてやろうとしたのだが、そのとき俺の横にあった自転車を倒してしまったため、そんな場合ではなくなってしまった。
それにちょうどそこに大きな水たまりがあり、その前に段差があったため、こけそうになって体を元に戻すのに結構必至だった。
こんな時にこけるともう最悪である。多分からだがほとんどどろどろになるし、下手をすると前にある段差につまずいて怪我をするからだ。
でも、こんな状況でも、追いかけていってなでてやりたいと思ってしまう俺って結構神経質なのだろうか。
 いつだったか読んだ本の中で、人間は捨て猫を見たらなでてやる、そのことだけで心はしたことの何倍もきれいになるというようなことが書いてあったが、これはたしかにその通りだと思った。



2003年01月24日(金)
Windowsって何で値段が下がらないんだ!

初めてご連絡いたします。

ワタクシ、○○○ラジオの「△△△△」の番組制作を担当しております番組製作会社□□の**と申します。
 今日の朝寝ぼけ眼でメールを開いてみると、いきなりこんな文章が飛び込んできた。
これは俺のやっているパソコンボランティア団体のアドレスに来たのだが、一瞬これを見て本当かどうか疑ってしまった。
それぐらいびっくりしてしまったのだ。
 今までも某雑誌に内の団体は出たことがあったが、まさかこの放送局から連絡が来るなんて・・・。
かなり感激だし、自分のやっていたことがこういう形で認められるのかと思うと、嬉しくて仕方ないのである。
とりあえずこのメールには、「お読みになりましたらお時間のあるときにお電話をください」と書いてあったので、さすがにこんな寝起きの頭で電話すると、どんな変なことを言ってしまうか分からなかったので、とりあえず1時間ぐらい別のことをやって落ち着いてから電話をかけることにした。
 それで詳しい話を聞いて分かったのだが、この番組に内の団体が出ると言うことはまだ企画段階で、企画書が通れば出演して欲しいという話だった。もちろん俺は喜んでOKしたにきまっている。
それから相手のスタッフの方と1時間ぐらい内の会の発足から現状に至るまで、かなり詳しい話をして電話を切ってから、大歩危で大事なことを言い忘れてしまっていtなおで、もう一度書けてそれを伝えた後、その後で学校に行った。
 今日は最後の特別講義が入っているので、午後一敗授業があったのだが、今回の講義はかなり面白かった。
それもそのはず、今回の講義内容は、EmacSpeakに関するもので、このエディタを音声化下BEPというのがどんなものなのか、そして使い方までの詳しい解説だった。
BEPはLinux上でEmacsを音声化するソフトのことで、実は俺、これのインストールが全くできなくてかなり悩んでいた。でも、ちょっと残念だったのは、今回授業で取り上げていたのがMeadowというEmacsのWindows版のものを音声化したもので、一番知りたかったLinuxでのこのソフトの導入法にはふれなかったことだ。
でも、とりあえずこのエディタのヘルプの見方を詳しく教わったので、内の授業にしてはかなり得をした方だと思う。
 その後家に帰ってみると、なんだかMelodyさんが、今度はWindowsXPの自力インストールに成功したという。
俺もこれをやってみたいのだが、何せWindowsXPはアクティベーションとかいうマイクロソフトの勝手な方式があるため、OSを買わないと全くインストールができない。
このパソコンは買ったときにXPが着いていたが、ライセンス認証をやってしまっているため、そのCDは使えないのだ。
こんな事になる旅に俺は感じるのだが、Windowsって値段が高すぎる。
それに加えて1台のマシーンにしかインストールできないと言うのは何ともふざけた話である。
他の人に自分のソフトをコピーしてあげてしまうというのは大いに問題があると思うが、別に自分一人で使うんだから、2代目のパソコンとか3代目のパソコンとか、自分の所有権の及ぶ範囲でならソフトを使ってもいいのではないかと常に感じている。
たしかにマイクロソフトも今までは多くの違法コピーに悩まされ続けてきたのだろうが、このシステムでかなりの違法コピーは減り、収入は増加したと思う。
それなのにだ、今までのWindowsに比べて、最新のWindowsXPはほとんど値段が変わらないと言うのはどういう事だろうか。
ソフト開発者の方というのは、ユーザーの気持ちを自分のソフトに引きつけようと言うことより、何とかして違法コピーを防止しようと言うことに熱を入れすぎているのではないかと思うのは俺だけだろうか。
もう少しWindowsが安ければまじめに買うよ俺だってな。
おまえら世界の98パーセントのパソコンがWindowsなんだからさぁ、もう少しOS安くしなさいよ。



2003年01月25日(土)
人は基本的に面倒くさいことは嫌いだ

 人は基本的に面倒くさいことが嫌いだ。
これを覚えていないと経営者はやっていけない。
こういった話をとある日の経営学の授業で聞いたことがあるが、これってかなり本当のことだと思う。
その話は、会社の中にコンピュータを導入する場合の事例の中で出てきたことなのだが、今までの方法で効率は悪くても、とくに問題なく業務を遂行できていれば、人はその方式やシステムを変えることを拒むという。
 さて、何でいきなりこの日記でこんな訳の分からない経営学理論の話になるかというと、実はこれと同じようなことが俺のすぐそばで起きている。
俺のやっているパソコンボランティアのホームページを見たことのある人はご存じかも知れないが、その中に「インストラクター専用ページ」というのがある。ここには会員だけが参照できる情報が載っているわけだが、BLPCが使っているサーバーは、去年の10月までベーシック認証が利用できなかったため、CGIによるユーザー認証システムを使っている。
もちろんそのページの中では掲示板やその他、CGIを使うことが必須となっているコンテンツが動いているわけだが、どうもこれ、変な不具合があって使えないCGIなどがあり、以前からシステムを入れ替えなければならないと思っていた。
そんなときにちょうど、サーバー管理者とベーシック認証の話になり、なんとこれからは内のディレクトリのしたでもベーシック認証が動くようにしてくれると言うことになった。
それから2ヶ月以上が経過しているのだが、システム変更作業は遅々として進んでいない。
最初の内は張り切ってやっていたのだが、情報管理システムを移動している際、なぜか分からないがいくらやっても500エラーが発生し、以前のシステムが使用不可能だった。これはすべて再構築しなければならないかと考えた瞬間、俺の頭の中に上で書いたような悪魔のささやきが聞こえてきてしまっていた
「まぁ今の状態でも動くことは動くんだからわざわざ変更することはないだろう」
そんなわけで今日の朝、会員専用ページの中を更新していて、この話を思い出して一人でうなずいてしまっていたTomGだったりする。

 さて、どうも最近休みになる旅に、今年が学生最後なんだと痛感してしまい、今の内に徹夜とかめちゃくちゃな生活をしたいと感じて、結局本当に寝るのが6時頃になってしまったりしている。
今回もご多分に漏れずそんな雰囲気で、昨日の夜からずっと朝方までネットにふけったりしていた。
目を覚ましたのは午後2時頃だったが、そのときに思いもがけず、いつぞやの日記で紹介した「家庭の医学」という辞書を作っている会社の人からメールが来ていた。
どこからこんなマイナーサイトにたどり着いたのかは知らないが、どうやら子のページで家庭の医学を紹介してくれてありがとうといった内容だった。まさかこんなところからメールが来ると思っていなかったので、正直かなり驚いたが、それよりもこの人、どこからたどって内にたどり着いたのだろうか・・・。
 夕方になって、どうも最近WindowsXPの動きが遅いので、もっと軽くする方法はないかといろいろ探していると、どうやらIMEを削除してATOKだけを残すことができることが判明した。
俺は完全に今ではATOK15しか使っていないので、IMEはメモリの中にロードされているだけで邪魔な代物だったのである。
目の見える人はこっちを見てもらった方がいいのだが、メモ代わりに書くと、削除方法は以下の通りである

 1.コントロールパネル→地域と言語のオプションを開く
 2.詳細タブの「詳細のプッシュボタン」を押して「テキストサービスと入力言語」の画面を開く
 3.一覧に表示されている各入力言語用のサービスを選んでください。[追加] と [削除] を使って一覧を修正できます。の ツリービュー フォルダ選択
というツリービューの中からIMEを選ぶ。
 4.タブキーで「削除のプッシュボタン」まで送り、エンターキーを押す
 5.すると同時に何か一緒に消すかと聞いてくるので、OKのプッシュボタンでエンターキーを押す

 これでIME君は消えてくれた。これだけでなんだかWindowsがちょっとだけ軽くなったような気がする。



2003年01月26日(日)
ネットニュースリーダーとネット時点リーダー

 駅で良く新聞なんかを売っているのを見かけるたびに、俺はよく
「こんなものが読んでみたい」
と思っていた。
 最近では新聞社もニュースのほとんどをインターネットで公開しており、それを読めば大体のニュースはつかめるが、この新聞社のホームページというものそのものが、余計な文字列がたくさん書いてあり、肝心のニュースを読むところまでなかなかたどり着けなかった。
慣れてくればこれは簡単なのだが、それにしても上の方のメニューなんかを読み飛ばすのは無性に面倒くさい。
それに加えて広告なんかが出ているともっと面倒くさくなってしまう。
 今日、俺はこういうときに便利なネットニュースリーダーというソフトを発見した。何気なく普段はあまり覗かないメーリングリストの記事を見ていて発見したわけだが、これはかなり便利だ。
このソフトは、新聞社のホームページからニュースの本文のみをダウンロードしてきて読み上げるソフトだ。
起動してからF5〜F8のキーを押して新聞社を選択し、上下カーソルキーで「社会」とか「政治」などのジャンルを選択した後、「ニュース一覧を取得」というボタンを押すと、上下カーソルでニュースが選べるようになっている。
読みたいニュースを選んだらエンターを押すと、すぐにその記事を音声で聞くことができる。
いくつかの記事をファイルに保存したいときは、保存したい記事の上でスペースキーを押すと、その記事にチェックが着くので、読みたい記事すべてにチェックを入れてから、Shift+Ctrl+Sを押すと自動で全部を保存してくれる。
保存した記事を読みたいときは、Ctrl+Oキーを押すとニュースフォルダが開くので、そこから選択して読むことができる。
俺は今まで新聞社のホームページなんてそんなに頻繁に見なかったので、こんなに細かくニュースが更新されているとは全く気が付かなかった。
ちなみにこれは1800円のシェアウェアだが、俺にしては珍しくヒット商品だったのですぐにVectorから購入した。
これでZDNETとかを読めるようになるともっと便利だと思う。
あそこも上の方に余計なメッセージがたくさんあるので、本文にたどり着くのが本当に面倒だ。
それから、このソフトを使うとProxomitronがアプリケーションエラーになる。
どうもこれはおかしいと思って友達のところでも実験をしてもらったのだが、無効ではエラーにならないということだったので、仕方なくProxomitronを再インストールして対応することにした。
それにしても相当フィルタを追加したりしていたので、これにはかなり時間がかかった。それにもしかするとこのエラー、追加したフィルタが原因だとも考えられるから、一つ一つフィルタを追加してはこのソフトでエラーが出ないかどうかと言うことを確認するのもかなりの面倒くささだった。
それにしても何でこのソフトはProxyの設定できないんだろうか。
ということで、上のZDNETの話と合わせてサポート掲示板に書き込みをしておいた。
それから、このソフトの姉妹ソフトみたいなもので、ネット時点リーダーというのがある。
これはネットにある辞書を簡単に検索できるもので、結構前からあるのは知っていた。しかし、今日久しぶりにここも見てみると、どうやら電話帳検索まで可能になっている上に、テキスト翻訳までできると来ている。
これも欲しくなったが、金の使いすぎかも知れないと思って今回はやめにした。
 それにしても、最近こういうホームページ関連の専用ソフトが増えつつあるのかも知れない。視覚障害者向けに書籍の点訳データを提供している「ナイーブネット」を閲覧するソフトも、去年の3月倉に発売されている。



2003年01月27日(月)
人が悩んでいるときは

 「会長さん、僕ウイルスに感染したみたいです」
また来た、こんな電話。
こいつはしょうがないと思いつつもいろいろ聞いてみると、どうやら彼のパソコンはもう不通には復旧できないほどファイルが削除されており、ほとんどのアプリケーションが起動不可能な状態にまでなってしまっていた。もちろんリカバリーを指示するしかない。だからHDDの中のデータは消えてしまう。
 こんな事になったのはもちろん新井君なのだが、この男、こんな時に限って説明書やらリカバリーCDなどを、東京の寄宿舎に置いてきてしまったという。
「僕パソコン無しの生活何日も送らなくちゃ行けないんですか?
そんなのいやですよ」
そうなのだ。いつもそばにあるから忘れてしまっている大事なもの、それが俺たちパソコンマニアにとってのパソコンだったりする。
この「大事さを忘れてしまっている」と言うところに問題があるのだ。
普段から大事なものだと思っていれば、ウイルス対策ソフトをインストールするなどの対策を取っているだろう。
しかし、ウイルス対策ソフトは重いし、Win98系のOSにとっては、OSクラッシュの回数が増えるというおまけが付いている。
ところが、インストールしたアプリケーションが消えてしまうことは、再インストールなどで復活できるが、自分の作ったデータや集めたアドレス帳など、自分固有のものばっかりはどうしようもなくなってしまう。
その中には2度と出会うことのないであろう人のアドレスが入っているかも知れないし、プレ宮もののファイルが入っているかも知れない。思い出のメールの記録や日記かも知れない。こんな事になる前にバックアップやウイルス対策などをやっておかなくてはと、忌まされながら感じた出来事だった。

 昨日の日記にも書いたが、今日も相変わらず俺はネットニュースリーダーにはまっている。
今まで新聞を自由に読みたいと思っていた反動がここに来て爆発しているのだろう。
 それにしても新聞社のホームページのニュース速報は本当にまめに更新される。テレビやラジオのニュースもいいが、これは流していなければ聞けない。
できればこのソフトで天気予報も読みたいと思うのだが、これは難しいのだろうか。
 昨日の夜友達にもこいつを紹介して、そいつも気に入ってくれているらしいが、ニュースジャンルの選択のところでエンターキーを押しても、ニュース一覧を取り込んでくれないという話が出た。
たしかに俺たちは、上下矢印キーで何かを選んで確定するときには、どうもエンターキーを押したくなるという衝動があるらしい。とりあえず昨日も要望を出したばかりなのだが、今日もちょっとばかり作者の人に言ってみようと思っている。
 そんなわけでかなり夜遅くまで起きていたので、11時ぐらいまで寝ていた。
それから飯を食いに行って、ちょっと研究室によってから帰ってきた。
それにしても今日は寒い。学校に行って帰ってくるだけでも手がかじかんでしまって感覚が無くなるほどだ。
 ところで俺は昨日から、MSNメッセンジャーの音声チャットのトラブルに悩まされている。
友達と話をしようとつなげるのだが、無効の音声はしっかりと聞こえているのに、こっちの音声がとぎれとぎれに届いてしまうという。
何でこういう事になってしまっているかは分からないのだが、つなげてから10秒ぐらいは不通に無効に音声が届く。おかしくなるには少しだけの時間があるのだ。
とりあえず状況からしてこちらの問題のような気がしたので、ネットワークに問題が発生していないか、ケーブルテレビ会社に連絡を入れてみたのだが、全く無効は問題ないという。たしかにスピードテストで計っても何の問題もないのだが・・・。どうしてこうなるのだろうか。
 夜になってテレビを見ていると、最近リストカットといって、自分の手首を自分で切ってしまうという病気がはやっているという特集をやっていた。
俺の管理している出会い系サイトの中にも「私はリスカをやってます」という書き込みがあったりする。
この人達は自分の今置かれている状況から脱出したいとか、自分に気が付いて欲しくて手首を切ったりするらしいのだが、そこまでひどい社会になってしまったのだろうかとがっかりしてしまう。
それと同時に、自分にもそんな弱い人を助けることができなかった経験があるので、ちょっと心が痛い。
 人は自分が落ち込んでしまったとき、それが人に言いにくい悩みだったり、相手に相談することによって自分が弱い人間に見られるのではないかという不安があると、いくらその悩みが大きくても、思い切って相談することができないものだ。
そんなときに自分の信頼している相手からこのような問いかけをしてもらうと、たとえそれを話せなかったとしても、自分を心配してくれる相手がいると言うことを実感するだけで少し楽になれるのではないかと思う。
もしかするとその言葉で不安が崩れ、悩みを打ち明けるきっかけになるのではないかとも考える。
 自分の友達が少しでも変だと思ったときは、積極的にどうしたのかって聞くことも大事だと思う。そのときに
「ほおって置いてくれ」って言われてしまうかも知れない。
そしたら様子を見つつそっとしておくしかないかも知れないが、もしかすると
「おい、何かあったのか」
という言葉を待っていることだってあるとは思わないだろうか。
もし悩んでいる友達に気づいているのに何もしないで放っておくと、後で取り返しの着かないことになってしまうことだってあるのだから。



2003年01月28日(火)
テレビ携帯電話とパソコン

 スタンバイと休止状態。
世の中にはどうも紛らわしい言葉が多いものである。
とくにパソコンの世界では、こんな言葉がかなりはやっている。
紛らわしいだけならいいのだが、これには英語と日本語がごちゃ混ぜになっているものが多い。
何で似ているもので、しかもどちらも外国生まれなのに、片方が日本語でもう片方は英語なのだろうか。
これに加えて、Windows上の表示は日本語になっているくせに、バイオスで表示を見ると思いっきり英語になっていることだって珍しくない。
これでは相当パソコンを分かっている人だって訳が分からないと思うのだが・・・。
 ちなみにスタンバイは、メモリに現在の状態を保持したまま、HDDやらCPUやらの電源を切って省電力状態を保つ仕組みで、休止状態はメモリではなくHDDに現在のメモリ内容を保存してから電源を切ってしまうような状態を言うとどこかのページに書いてある。
どうもスタンバイの方は、メモリの内容を保持するために電力を使うらしいが、休止状態の方はHDDにその内容を転送してしまうので、さらに電気の節約になると書いてある。
 ところで何でいきなりこんな話になったかというと、今日もパソコンの電源を付けっぱなしの状態で寝てしまって後悔したからだ。ちょっと前の俺は、ほとんどこんな事はやらかさなかった。いくら眠くてもパソコンの電源は切った状態で寝たし、しかも毎日のようにこんな事ばっかりやるなんて思っていなかったのである。
ところが、ものの性にするのは何なのだが、ワイヤレスキーボードがこの家にやってきてから、愛機には迷惑の書けっぱなしだ。その成果何か知らないが、最近HDDの音が妙に気になるようになってきた。
そこで、いくら眠くても寝る前に必ずスタンバイにしておこうとおもったわけだ。
しかし、どうもスタンバイにすると、復帰後一瞬音声が出なくなり、エンターキーを押さないとパソコンが起動しない。
そこでもう一つ、終了の選択の中にある「休止状態」との違いが気になったというわけだった。
でも、休止状態にした場合、復帰するために電源ボタンを押す必要があり、キーボードからエンターキーだけでは起き出してもパソコンの方を起こすことができなくなってしまう。それに対してスタンバイの場合、エンターキーの入力で復活するのでこっちを試してみた。ところが、運が悪いことに、スタンバイ状態にすると、USBデバイスの認識がされるのが復帰後だと言うことが分かり、ワイヤレスキーボードからエンターキーでパソコンを起こすのは不可能だと判断した。
結局俺の選んだ結論、それは一定時間操作しなかったときには、HDDの電源を切る設定にすることだった。
 ちなみにちょっと前に、コントロールパネルの電源の設定で、詳細タブにある「スタンバイから復帰後は、パスワードを入力するのチェックボックス」をOFFすることで何とかなることが判明した。

 ところで今日、NTTドコモのテレビ携帯電話とパソコンが通信できるようになるという記事を、毎日新聞のホームページで発見した。
これによると、パソコン側にインスタントメッセンジャーと呼ばれる特殊なソフトを組み込むことで、パソコンからテレビ携帯電話を呼び出すことはもちろん、電話の方からパソコンを呼び出すこともできるという。
前々からテレビ携帯電話による視覚障害者支援については、いろいろと実験が行われていたのだが、やはりこの電話機の普及が現在あまり進んでいないことから、両方ともテレビ携帯電話を持っている必要があることがネックになると聞いていた。
でも、このサービスが本格的に始まれば、テレビ携帯電話での視覚障害者に対する支援もぐっと広がっていくように思う。
パソコンなら今ではかなり多くの家庭に普及しているし、それに加えて急速に常時接続のブロードバンド化が進んできている。
テレビ携帯電話からパソコンに書けた場合の料金をこちら負担とするならば、支援者側の負担額は0になるし、電波状態も片方のものだけ気にすればいいので、これも可能性を広げる要因になると思う。
それにだ、パソコンの方から外にいる晴眼者を呼び出して助けてもらうことだってできるのだからこれは見逃せない。
でも、問題はこのメッセンジャーソフト、音声だけで使えるのだろうか・・・。



2003年01月29日(水)
しもやけ

| 1週間ぐらい前からだろうか、俺はどうも右足の小指のかゆさに悩まされている。
これっていったい何なのだろうと考え込んでいたのだが、どうもこれはしもやけであることが判明した。
俺は生まれてこの方しもやけになんかなったことがなかったので、いったいこれは何だろうと考え込んでしまった。
それにしても物事を知らないと言うのはここまで余計な体力を使うものなのだろうか。
はっきり言ってもし変なものだったら切らなければならないだろうかとか、人に写るようなものだったらやばいとか、考えれば考えるほど不安になっていく。それに、こんな時に限って3連休があったりして、一人だけで部屋にこもる時間が長くなるほどこれは深刻な悩みに変化する。
しかもこんな話し、友達になんか聞けないし・・・。ネットでもこればっかりは調べられない。さすがに無神経の俺でも、Webカメラに足をかざして、「これ何かおかしくなってない?」とか友達のディスプレイに自分のくさい足を披露することができるほどの度胸は兼ね備えていない。
だからといって学校に行ったときに、先生に靴下を脱いで足を見せるというのもなんだか変な人だと思われるに決まっている。
それじゃぁ医者に行けばいい話なのだが、今度は虫さされだったりたいしたことのないものだったら大げさなやつに見られて恥ずかしくてしょうがないというおまけが付いている。
「聞くは一時フ恥、聞かぬは一生の恥」という言葉があるが、これに加えて俺は
「聞くは一時の不安、聞かぬは一生の不安」
という言葉もあってもいいのではないかと思ったのである。
 広角と「おまえはしもやけも知らないのか」と変なやつに思われるだろう。そうならないように一応防衛線を張っておくと、見える人ならば不通、人のしもやけを見たことのない人はいないと思う。ところが、しもやけというのは寒いときにできてかゆいものだ程度の知識しかないと、こんな事になるのだ。
今まで俺は靴下なんかはかなくても平気で、しもやけになんかなったことがなかった。ところが今年の冬は俺が生まれてから一番寒いのではないかと言うぐらいの寒さだから、こんな事にもなったのだろう。
聞くところによると、1月28日現在で、1月の灯油の売り上げは過去最高に達しているという。それほど今年は寒いわけである。一時は暖冬だという予報も出たような気がするのだが、今日帰ってくるときに外を歩いていると、手の感覚が全くなくなってしまい、痛みまで感じるぐらいだったのだから、絶対今年の冬は異常だ。
それとも俺って知らぬ間にじじいになっていたのだろうか・・・。

 今日は午前中に授業は無かったが、明日部屋探しに行くので、生活を元に戻さないとやばいと思い、8時頃に起きることにした。
午後になって授業に行くと、なんだか3時間目はほかの学科の先生が見学していたので、どうもいつもの調子で余計なことができなかった。
実はこの時間に、5時間目までに少し進めておく約束をしていた卒業論文の続きの現行を化書かなければならなかったので、結構焦った。
でも、途中からその専制はいなくなったので、授業中なのにやばいかなと思いながらも、時間を有効に使わせて頂いて、卒論のレポートの一部を作成し、5時間目は問題なく終わることができた。
 その後家に帰ってから、今度は明日に備えて実家に帰ることにした。この前親と東京で待ち合わせをしたら、こっちのバスが遅れて大変なことになったので(詳しくはその日の日記を探してみてください)、今度こそはぜったにそうならないように予防策を講じたわけだ。
 家に帰ってくると筑波よりも寒いので、ずっと厚手のジャンバーを着込んだままだった。
その後は飯を食って風呂に入ってから、今日は早めに寝ることにした。



2003年01月30日(木)
部屋探し

 視覚障害者は部屋を探すのが大変なことは分かっていた。
事実、今済んでいる部屋にはいるときも、一つ断られ、それでも運良く二つ目で入ることができたのだ。
一つ目に選んだマンションは、セブンイレブンの近くで、比較的新しくて学校からも近い建物だった。不動産屋のカウンタに座っただけで、あのときに応対した営業マンはあまりいい顔をしていなかった。そのときから断られるだろうと予想できるほどの変な顔だった。
でも、いざ視覚障害を理由に入居を断られてみると、黙って引き下がるわけにはいかず
「お宅の店では視覚障害者には部屋を貸さないんですか?そんなことを言っているんだったら俺はこの事実公表して、訴えても何でもいいんですよ。」
というぐらいの勢いで交渉したら、今の家を探してくれたといういきさつがあった。

 来年の4月から社会人になる俺にとって、春からの部屋探しは大きな課題だった。これまでもいろいろな方面と交渉を進めてきたが、何処を当たっても駄目なような気がしていた。ところが、会社の方で協力して頂けることとなり、得意先の不動産屋に物件探しを依頼したのである。
その結果3件の物件が出てきたのだが、そのうち俺がもっとも入りたいと思っていたところが誰かに取られてしまい、残りの2件を今日見に行くことになっていた。
 実家を出て車で40分ほど走り、小金井の駅から快速ラビットで東京に出る途中、引っ越しに必要なものをメモして、とりあえず今日、2件の内のどちらかに決める予定で引っ越しの暇で大体決めていった。
少し早めに会社に着き、ビルの周辺を歩行訓練してから、地下のレストランに降りていくと、偶然、お世話になっている人事総務部長さんにあった。
そして食事をご一緒させて頂いた後、ロビーで打ち合わせをしてみると、なんと今日、駅から歩いて2分ぐらいのところに言い物件が出てきたというのである。
俺はなんと運のいいやつなんだろうか。会社にも恵まれているし、今日、一番立地条件のいい物件が出てくるなんて。
俺が最初にねらっていたところがふさがってしまったと聞いたときはかなりショックだったが、それ以上にこちらの物件は条件がいいようだ。
 駅に着きそこから1分程度歩いたところにある不動産屋を経由して、その物件を見学してみると、風呂と便所が一緒なのが気に入らないだけで、ほかは完璧といってもいいぐらいだった。しかもケーブルテレビインターネットにも対応している上に、俺の大好きな角部屋だった。
駅までの道もごちゃごちゃしていなくて簡単だったし、周辺にはスーパーも銀行もコンビニも郵便局もある。
こんなところは多分早いうちに契約しないと他の人に先に取られてしまうと思ったので、その場でほかの物件を見ないで決めてきてしまった。
今まで済んでいた部屋よりもちょっとは狭くなってしまうが、設備も十分整っているし、日当たりもいいしかなり俺って着いている。
 視覚障害関連のパソコンシステムを扱っている会社で発行している雑誌に、その会社の社長の部屋探し体験レポートが載っていたが、それを見る限り、道は相当険しく、日当たりのいい部屋に入るのは相当困難だと言われていただけに、今回こんな部屋が見つかってとても嬉しかった。

 それから話はがらっと変わって今日の夜中に判明したことなのだが、この間からMSNメッセンジャーの音声チャットが正常に動作し無いという問題だが、これは俺の方ではなくて相手の側のパソコンがおかしいのではないかと言うことが分かった。
どうももう1台のパソコンからやってみると、全く問題なく会話できる。そこでこの原因をいろいろと考えてみたのだが、全く解消されない。具体的には、ネットワークコンポーネントの再インストール、サウンドドライバの入れ直し、ルータのポート変更、LANケーブルの交換など、やってみたのだが全くうまくいってくれなかった。
 パソコンというのは本当にブラックボックスな面が多い。この前なんてフロッピーディスクドライブがかたかた鳴って泊まらなくなり、これはやばいと思っていたのだが、1分ぐらいたつと静かになったので中のファイルを確認してみると、何も起きていなかった。あれっていったい何をやっていたのだろうか?
これと同じ事はHDDでも頻繁に起きている人が多いのではないだろうか?
いきなりHDDががりがりと周りだし、何分か泊まらなくなる。慣れてしまえばこんなものだと思うのだろうが、何をやっているか分からないとこれってかなり怖い。



2003年01月31日(金)
友達の初めてのホームページ

 俺もホームページが作りたいな。
俺の友達の某氏は、かなり前からそんなことを言っていた。
しかし、ホームページを作るというのは案外難しいもので、HTMLのHも分かっていない人にどうやってホームページの作り方を教えたらいいものか?俺にはこれまで全く見当も付かなかった。
目の見える人ならホームページビルダーなどの簡単にホームページが作れるソフトがあるのだが、俺はそのソフトを使うことができないため、サポートすることがほとんど不可能だ。
そんなわけでこの男のホームページ作成計画は、先が見えないまま滞っていたのである。
 ところが今日、ちょっと何か訳の分からない通知がポストに入っており、それを読んでもらうためにビデオチャットをつなげたのがきっかけで、いろいろと長話になった。
その中で、例のホームページの話になったのだ。
ホームページを作りたいという彼の言葉に、俺はしばらく考え込んでしまった。でも、1週間前に起きた事実、そう、ワープロソフトでHTML形式で保存すれば初心者でも簡単にホームページを作れることを思い出したのであった。
これについてもっと詳しく説明すると、視覚障害者向けの音声ワープロの新バージョンが発売され、そのワープロにHTML形式文書の読み込みと保存機能がサポートされたと言うことだ。
これって実は、真っ黒ソフトのワードのまねをした機能なので、子の真っ黒ワードと使って作成すれば、何とか簡単にホームページを策せ期できると考えたわけだ。
 そうと決まったら早速、プロバイダに入会したときのマニュアルと、自分のIDとパスワードの確認証を用意するように言って、スペースの確保を始めた。ここで俺は珍しいシステムに遭遇したのだが、このプロバイダ、不通FTPのユーザーネームとホームディレクトリは同じ名前のはずなのに、別に設定できる。
そんなことはどうでもいいのだが、いろいろと間違えて入力して消した利はしたが、何とかスペースを確保することに成功した。
そこで早速ワードを開いて、何か適当に入力してもらって、Webページとして保存を選択してやってみたところ、かなりの大成功だった。スペースの確保から始めて、FFFTPのインストールまでやったので、結構時間はかかったが、それでも友達も喜んでくれたので俺も嬉しかった。
やっぱりホームページを最初に作って、自分の書いた文章がブラウザに表示されるのは感動ものだ。
それに今日は、友達に説明するついでに、FFFTPの画面レイアウトまで教えてもらってしまったのでこっちもかなり勉強になった。
 さて、今日は朝早くにピヨマル君にまた起こされてしまった。まぁこいつは高校生で学校があるので、正確に言うと俺が寝ボス家だという話しもあるが、この辺は気にしないことにしよう。
その後しばらく音楽を聴いてから、この前ピヨマルが何かこっちに送ったらしいと言うので、それが届かないので郵便局に連絡することにした。
ところが、全く荷物の伝票番号などが分からなかったので結構苦労した。それでもとりあえず5時過ぎに連絡をもらうことになった。
 飯を食って3時間目の授業の後、バイトに言って帰ってくると、しばらくして電話がかかってきた。
どうやらあいつ、送り先の部屋番号を間違っていて、荷物が宛先不明でずっと筑波の学園郵便局に泊まっていたらしい。
ともかく明日配達してもらえることになったのでOKなのだが、全く俺の部屋番号を間違えるなんて全く失礼なやつである。でも、何かくれるらしいのでそれは無かったことに多分するだろう、多分。
 それから今日、Melodyさんがホームページのサーバーの引っ越しが完了したらしい。前から俺が言っているXREAに引っ越したのだが、まだ広告非表示の設定ができていないため、しばらくは広告が出るとのことだった。



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