2003年03月11日(火)
東京での一人暮らしの始まり
今日は朝早く起きて、通勤の模擬練習をやった。 駅にしても道路にしても、通勤の時間帯とそうでない時間帯では全く混み具合が違ってくる。 通勤の時間はどれだけ混んでいるのか、そしてどんな雰囲気で人の流れはどうなっているのか、事前にしっかりと調査しておくことで、当日思わぬ事で迷わないようにするための練習だった。 とりあえず昨日覚えたとおりにやったのだが、どうしても数回練習しただけだったので、駅の中は完全には覚えることができていない。 それで何回も反対方向に行きそうになる始末だった。 でも、何とか満ちさえマスターしてしまえば、入社式の日には一人で出勤できるのではないかと思っている。 帰りに駅の中のスーパーに寄ってきた。大体ここに来れば何でもそろいそうな気がするのだが、ちょっとここまでの道が複雑なので、一人で来られるかどうか不安である。 そのスーパーで久しぶりにたこ焼きと鯛焼きを買って家に帰ってきた。 その後は、兄貴が帰るというので、その前に下のポストに入っているチラシなどのいらないゴミを分別してもらってしまった。 併せて4日間で出たゴミをすべて分別したり、段ボールなどはまとめるのを手伝ってもらった。 引っ越しというのは本当にゴミばかり出るもので、カラーボックスを組み立てたときの箱や、パソコンラックを組み立てたときの箱と梱包材など、こんなにたくさんゴミにして捨ててしまって本当に資源が無くなってしまうのではないかと思うほどゴミは大量に出る。 その後兄貴は昨日洗濯して乾燥機に書けておいたものを鞄に入れ、区役所から控えとしてもらってきた墨字の資料を鞄に詰めて大荷物で帰っていった。 ここでいろいろと兄貴の悪口を書いたのだが、やっぱり兄貴は兄貴、本当に5日間つきあってくれてありがとうございました。 その後、久しぶりに友達と音声チャットをやった後、一人で夕飯を買いに行ってきた。 初めてこの辺を一人で歩くので不安だったのだが、まぁ何度か迷って人に助けてもらうことはあっても、何とかこの家まで戻ってくることができた。 それにしても、ちょっと変なところをわたろうとしたら、「ここは車道ですよ」と声をかけてくれる人がいて、その人の言うとおりに向こう側にわたったら、何を間違ってしまったのか、変な方向に行ってしまった。 本当は消防署と警察署の間の道を通らなければならなかったのだが、どうも俺は一つ路地を間違えたらしい。 でも何とか自分で軌道修正ができたので、それだけでも好成績だと思っている。 せっかくじっくりとこの辺を歩く練習をするために早めの引っ越しをしたので、1日1カ所ずつで良いから一人で言って、道を徐々に覚えていきたいと思っている。 そんなわけでいよいよ東京での一人暮らしの生活は始まった。 不安がないかといわれればそれはもちろん不安だらけである。 出かけようとしても自信のある道は少ないし、近くに助けてくれる友達はいても彼も全盲だ。 しかも彼だって俺と同じ町に住んでいるのではないから、この辺のことには全く詳しくないと言っている。 とりあえず今の心境は、「誰か僕と遊んでください。連れ出してください」である。 でも、よく考えてみるとこれって筑波にいたときとあんまり変わらないではないか。 1日中人としゃべらない休みの日もたまにはあったし、自信を持って出かけられるところはそれほど多くはなかった。 学校にも友達は少なかった。 ただし、筑波と大きく違うのは、本当にやばくなっても学校という目を借りに行くところが無いと言うことぐらいだろうか・・・。 とりあえずTomGはつまらないので、良かったら誰か遊んでください。
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