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TomGの過去日記


ここでは、2001年11月から2003年3月までの日記を公開しています。
2003年4月1日からの日記は、Mixiで書いています。
Mixiのプロフィールのリンクは、トップページから、Aboutのリンクを開いて、そちらからアクセスしてください。

2003年03月11日(火)
東京での一人暮らしの始まり

 今日は朝早く起きて、通勤の模擬練習をやった。
駅にしても道路にしても、通勤の時間帯とそうでない時間帯では全く混み具合が違ってくる。
通勤の時間はどれだけ混んでいるのか、そしてどんな雰囲気で人の流れはどうなっているのか、事前にしっかりと調査しておくことで、当日思わぬ事で迷わないようにするための練習だった。
とりあえず昨日覚えたとおりにやったのだが、どうしても数回練習しただけだったので、駅の中は完全には覚えることができていない。
それで何回も反対方向に行きそうになる始末だった。
でも、何とか満ちさえマスターしてしまえば、入社式の日には一人で出勤できるのではないかと思っている。
帰りに駅の中のスーパーに寄ってきた。大体ここに来れば何でもそろいそうな気がするのだが、ちょっとここまでの道が複雑なので、一人で来られるかどうか不安である。
そのスーパーで久しぶりにたこ焼きと鯛焼きを買って家に帰ってきた。
 その後は、兄貴が帰るというので、その前に下のポストに入っているチラシなどのいらないゴミを分別してもらってしまった。
併せて4日間で出たゴミをすべて分別したり、段ボールなどはまとめるのを手伝ってもらった。
引っ越しというのは本当にゴミばかり出るもので、カラーボックスを組み立てたときの箱や、パソコンラックを組み立てたときの箱と梱包材など、こんなにたくさんゴミにして捨ててしまって本当に資源が無くなってしまうのではないかと思うほどゴミは大量に出る。
 その後兄貴は昨日洗濯して乾燥機に書けておいたものを鞄に入れ、区役所から控えとしてもらってきた墨字の資料を鞄に詰めて大荷物で帰っていった。
ここでいろいろと兄貴の悪口を書いたのだが、やっぱり兄貴は兄貴、本当に5日間つきあってくれてありがとうございました。
 その後、久しぶりに友達と音声チャットをやった後、一人で夕飯を買いに行ってきた。
初めてこの辺を一人で歩くので不安だったのだが、まぁ何度か迷って人に助けてもらうことはあっても、何とかこの家まで戻ってくることができた。
それにしても、ちょっと変なところをわたろうとしたら、「ここは車道ですよ」と声をかけてくれる人がいて、その人の言うとおりに向こう側にわたったら、何を間違ってしまったのか、変な方向に行ってしまった。
本当は消防署と警察署の間の道を通らなければならなかったのだが、どうも俺は一つ路地を間違えたらしい。
でも何とか自分で軌道修正ができたので、それだけでも好成績だと思っている。
せっかくじっくりとこの辺を歩く練習をするために早めの引っ越しをしたので、1日1カ所ずつで良いから一人で言って、道を徐々に覚えていきたいと思っている。
 そんなわけでいよいよ東京での一人暮らしの生活は始まった。
不安がないかといわれればそれはもちろん不安だらけである。
出かけようとしても自信のある道は少ないし、近くに助けてくれる友達はいても彼も全盲だ。
しかも彼だって俺と同じ町に住んでいるのではないから、この辺のことには全く詳しくないと言っている。
とりあえず今の心境は、「誰か僕と遊んでください。連れ出してください」である。
でも、よく考えてみるとこれって筑波にいたときとあんまり変わらないではないか。
1日中人としゃべらない休みの日もたまにはあったし、自信を持って出かけられるところはそれほど多くはなかった。
学校にも友達は少なかった。
ただし、筑波と大きく違うのは、本当にやばくなっても学校という目を借りに行くところが無いと言うことぐらいだろうか・・・。
 とりあえずTomGはつまらないので、良かったら誰か遊んでください。



2003年03月12日(水)
ポットの電源コード発見される

 今日は久しぶりに11時頃まで寝ていた。
昨日までは兄貴がいたので、そんなに遅くまで寝ていられなかったのだが、今日は一人だったので思いっきりぐうたらな生活をしていた。
もしにゃすこさんから電話がこなければ、本当に何時まで寝ていたか分からない感じだった。
昨日の夜、メッセンジャーで「明日行こうかな?」と言っていたので、くるときには電話を入れてくださいという話になっていた。
11時頃に今地元の駅を出ると連絡が来たので、到着するまでの間他の友達とチャットしながら待っていた。
12時をちょっと過ぎた頃、「今消防署の前にいます」という電話がかかってきたので、すぐに下に降りて迎えに行こうとすると、「TomGのマンション発見」と電話が来た。
そして内に初めてのお客さんがやってきたのだ。
お客さんとか言って、遠くから来たのにいろいろ手伝わせてしまいました。どうもすんません。というかありがとうございました。
部屋に付いてから、受信機を引っ張り出して、早速何か面白い電波が出ていないか探っていた。
実は、話によるとCATVが来ている住宅では、そのアンテナ端子の部分から電波がちょっとばかり漏れだしているらしく、画像は暗号化されていて受信できないものの、音声はしっかりと受信できると聞いていた。
実際筑波にいた頃は、スポーツ番組とか、外国のニュースの同時通訳など、いろいろなものが聞こえていた。
花井sに夜と、この辺ではもっと面白そうなものが聞こえるというので期待していたのだが、どうも地域がちょっとだけ違ったらしく、その面白いものは全く聞こえなかった。
それが終わってから今度は飯を食いに行った。今日は月曜日に区役所に行った帰りに行ってきた近くのラーメン屋で飯を食った。
このラーメン屋は東京にしてはお値段がお手頃だ。ラーメンと半チャーハンとお新香のセットが確か580円だったと思う。
これなら学生でも食えるお値段だ。
部屋に戻ってきてまた受診の続きをやっていると、どうもこの受信機をパソコンラックに固定したい衝動に駆られた。
そこで近くのホームセンターまで一緒に行ってもらった。
前の日記にも書いたが、最近引っ越しのごたごたで電気ポットの電源コードを亡くしてしまい、大好きなコーヒーを飲めなかったので、こうなったら新しい電気ポットもついでに買ってくることにした。
 ホームセンターについていろいろと探し回ったのだが、肝心の受信機をパソコンラックに固定するものは見つからなかった。その代わり、パソコンラックの上に特殊なトレーを二つ買ってきて乗せ、それで棚を作ってものを置けるようにした。
電気ポットも一番安くてたくさん水の入りそうなやつを選んで買ってきた。
最近の電気ポットは結構ハイテクになっていて、液晶が見えないとちょっと操作するのが難しかったり、一つのボタンに複数の機能代わり当たっていて、ランプを見ながらその機能を選択する形式になっているため、なかなか俺に操作できるものが見つからず、結構買い物には時間がかかったのだが、やっぱり一番単純なものと言うことで、不通のエアポットを買ってきた。
 部屋についてにゃすこさんが「俺さぁ、なんだかこの古い電気ポット、コードどこかにありそうな気がするんだよねぇ」
といってキッチンを探し始めると、なんと1分と立たない内に
「あれ、このタイガーって書いてある電源コード?なんだこれは?」
というではないか。それは紛れもなくポットの電源コードだった。
全く何でまた買ってきてから見つかってしまうんだか。本当にしょうがない話である。
今回は幸いにゃすこさんが家にポットが無いというので買い取ってくれたが、これがもし不要になってしまうと、ただでさえ狭いこの部屋に、また不要品が増えることになって本当に大変である。
それから1時間ぐらいくつろいだ後、にゃすこさんは帰るというので、ついでに駅の中とスーパーまでの行き方の中で、俺が曖昧に覚えている部分をよく教えてもらった。
にゃすこさん、今日は本当にありがとうございました。

 それからトップでもお知らせしていますが、近いうちにTomG'sHomePageオフ会を開催します。
皆さんTomGの遊び相手になってください。
東京に出てきたばかりで寂しいのでどうかよろしくです。



2003年03月13日(木)
気が付いてみると

 今日はMelodyさんが遊びに来た。
午前中は昨日と同じくひたすら寝ていたのだが、目を覚まして電話を入れてみると、これから内の近くの駅まで向かうところだと行っていた。
そこでとりあえず手前の駅に来たら連絡をくれるように伝えて、ちょっと待っていると、すぐに連絡が入った。
そして昨日にゃすこさんに教えてもらったスーパーの前まで迎えに行ったのだが、やっぱり友達も全盲なので、かなり迷わせてしまった。
重い荷物持ってたのにすんません。
でも何とか親切な人のおかげで、無事に合流できた。
 実は今日は、内に遊びに来ることの他に目的があった。
それはMelodyさんのところで使わなくなったコーヒーメーカーを売ってもらうことだった。
このコーヒーメーカーは、不通に豆を入れて水を入れると自動でコーヒーを作ってくれるのだが、なんと一般に電気店で売られているものとは違って、焙煎からやってくれる。
不通コーヒー豆というのは焙煎して売られているのだが、このメーカーには生豆をセットするのだ。
これの何が良いかというと、焙煎してすぐのコーヒーを飲めるので、豆の香りが飛ばないことだ。
コーヒー豆というのは焙煎してからしばらくすると香りがかなり飛んでしまう。
もしコーヒーから香りを抜いたら「それはただの泥水に過ぎない」といっている人がいるほど、コーヒーの香りというのは大切なものだ。
だから焙煎してすぐの豆でコーヒーを入れるのがもっともおいしい飲み方だと聞いていた。
現に何回かMelodyさんのところに遊びに行ったとき、そのおいしさを自分の下と鼻で感じていた。
だから昔からこういう機会が欲しかったというわけだ。
ところが、この機会はこの前ちょっと触って覚えていたよりもかなりで買い物で、何処に置こうか迷ってしまった。結局何とか部屋の隅のカラーボックスの上に置き場所を作ってそこに置くことにした。
 このコーヒーメーカー、おいしいコーヒーをまめと水をセットするだけで簡単に飲めるという優れものなのだが、実は面倒くさいこともある。
それは、ミルとドリッパーが一緒になっているせいで、掃除がかなり大変だと言うことだ。
今まで俺が使ったことのあるものは、ペーパーフィルタを使うので、すぐにそれごとはずして、豆のかすを取りのぞけるのに、これはミルを逆さにしてとんとんと叩いて、さらに残った粉を水できれいに洗い流す必要がある。
まぁ、こんなに簡単にうまいものが飲めるんだからこの辺りはしょうがないのかも知れない。
 それから今日は、初めて一人でこの辺のコンビニとラーメン屋に行くことができた。
もちろんスーパーの前までも一人で行ったので、これで生活に必要最低限の場所には完全に一人で行けるようになったことになる。
一時はどうなることかなり冷や冷やしたのだが、ここに来て何とか一人で暮らせる心の準備がほとんど整ったことになる。
でも、やっぱりまだ不安は不安かな?

 夜になって、友達としばらくホームページのアクセス数についての話をしていた。
この友達は俺と同じく、自分のもっとも見せたいコンテンツを閲覧者は全く見てくれないという悩みを持っている。
これをどうやって解消していくかという話になった訳なのだが、なんだか途中でチャットが切れてしまって話が最後まで行かない内に終わってしまった。
 ところで昨日掲示板の書き込みをもらって思い出したのだが、このページもなんと昨日で解説2周年を迎えていた。
これまで嵐にあったり、変なご意見が来たり、サーバーを3回も移転したりと、いろいろありましたがそんな中でも更新を続けられましたのは、いつもこのサイトを見てくださっている皆さんのおかげです。
本当にこれまでありがとうございました。
また、今後とも是非よろしくお願い致します。



2003年03月14日(金)
スクリーンリーダー四方山話

 今日はとりあえず何も予定が入っていなかったので、お昼頃に起き出して早速昨日買ったコーヒーメーカーでコーヒーを入れて飲んだ。
ちなみに朝ご飯は兄貴が残していった食パンがあったので、それを焼いて食った。
しかし、食パンはあるものの、ピーナツバターとか味を付けるものがなかったのでなかなかむなしかった。
 その後は、明日NHKに行くので、その台本の点訳をやったり、ちょっと銀行に金を振り込みに出かけたりしていた。
それにしてもやっぱり1週間もたつと、大体日常生活に必要な場所は覚えるもので、何とか俺は一人で食って一人で生きている。
これで会社の方でもうまくいけば、完全に経済的に自立できたことになると思うとなんだか不思議な感じである。
まぁ、そんなことを言っても経済的に完璧に自立できるようになるまでには少なくともあと3ヶ月はかかりそうな予感である。
それから今日は、久しぶりの友達から電話画家kってきて、しばらくの間話し込んでしまった。

 ところで俺は前々からもっと強力なWindowsXPの読み上げソフトは無いものかと探していたのだが、2月の28日にJAWSというスクリーンリーダーのWinXP対応版が発売になった。
早速バイト台を全部は炊いて花王と思ったのだが、なんとこのスクリーンリーダー、前々から待っていた人が多いらしく、店の方に注文を入れても入荷までに1週間近くかかると言われてしまった。
このスクリーンリーダーは、Windowsのコントロールならほとんど読み上げられる。元々はアメリカで生まれたスクリーンリーダーで、IBMが日本語に直したものだ。
日本のスクリーンリーダーが「画面の必要な部分だけを読み上げる」のに対して、このJAWSをはじめとする外国のスクリーンリーダーは、「画面に出ている無いようで読めるものは読めるだけ読め」みたいな感じの精神で作られているらしく、日本のスクリーンリーダーに慣れっこになっている俺には正直うるさい感じもする。
そしてもう一つ欠点があって、こういう外国生まれのスクリーンリーダーは、非常に動作が鈍い。キーを売ってから音声が帰ってくるまでにも相当時間がかかるし、情報が表示されてから読み上げるまでの時間も遅い。
しかし、このJAWSでないと読み上げないソフトも数多くあって、俺は前々からこれが欲しかった。
基本的にJAWSは、スクリプトと呼ばれる読み上げ指示ファイルを書くことさえできれば、自分の好きなように画面の特定の場所を読ませたりすることができるので、結構万能だったりする。
 こんなことばっかり書くと日本のスクリーンリーダーが低機能に見えるかも知れないのだが、決してそんなことはない。
日本のスクリーンリーダーの代表格みたいなPC-Talkerというソフトの読み上げレスポンスの早さと、必要な部分のみを読み上げる的確さは、世界のどのスクリーンリーダーにも令を見ないのではないかと思う。
だから俺は、JAWSの体験版を使って決めたのだが、やっぱりどっちも使うのが一番いいと思う。
普段はPC-Talkerを中心に利用し、PC-Talkerで読めないものはJAWSで読ませればいいわけだ。
このPC-Talkerも、今今日、メーカーのホームページの開発者向けのところで、ベータ版が出ていた。
今回の改良で、インターネットエクスプローラの読み上げ能力がまた高まった。
今まではCtrlキーを押しながらカーソルキーを押さないとページの内容を読まなかったのだが、今回からは矢印キーオンリーでページの内容を読むことができるようになっている。
結構この「Ctrlを押しながらでないと内容が読めない」のは不便だったので、PC-Talkerもこれからどんどん便利になっていくのだろう。



2003年03月15日(土)
NHKに行ってきた

 引っ越してきて昨日でちょうど1週間がすぎたことになる。
最初の打ちはどうなることかと本気で悩んだものだったが、ここに来て生活に必要なものについてはだいたいマスターできたと思っていた。
今日はゴミの日だったので、朝回収に間に合うように、7時半ぐらいに起き出して瓶と缶を捨てに言った。
俺の住んでいる町のホームページには、空き瓶と空き缶の回収日には、ゴミ捨て場の辺りに、専用のかごが出されると言うことだったので、マンションの下のゴミ置き場に捨てに言ったの亜が、どこを探してもそれらしいものを発見できなかった。
周りの人に機巧としたのだが、みんな忙しそうに歩いているので、声をかける機械を見失ってしまった。
そんなわけで結局は空き缶を捨てることはできなかった。
しかし、こいつをずっとため込んでおいてもじゃまになる以外の何でもないので、できれば今日中に処分してしまいたかった。
そこでなんと、俺は近くにある警察署に聞きに行ったのだが、今度は警察署の入り口が発見できなかった。
仕方がないので、部屋に戻って警察署の電話番号を調べて電話で問い合わせてみたのだが、やっぱり警察官であっても20メートル先のゴミ捨て場を探してくれるほど親切ではないようだ。
いろいろとパンフレットはみてくれたらしいのだが、あの、20メートルぐらい先の方の話なんですけど、どうしてちょっと外に出てきて探すの手伝ってくれないんでしょうか。
やっぱりこの辺は、警察官が思いっきり「こんなの俺の仕事じゃない」と思っていることの現われのような気がする。
ここでちょっとついでに愚痴っておくと、俺は普段は缶ジュースなどほとんど飲まないのだが、火曜日まで手伝いに来ていた兄貴が毎晩のように5本ぐらい缶ビールを飲んでいたため、その缶が置きみやげとして残ってしまって俺が結局処理することになってしまったというわけだ。
わかっていればこんな細かいことでがたがた言わないのだが、引っ越したばかりなだけに、こんな些細なことでもむかつくのである。
 それから今日は、NHKの第2放送に出演するため、午後から放送センターまで収録に行ってきた。俺とBLPCの副会長の二人でNラジオにでるのだが、ちょっと全盲二人で渋谷の放送センターに行くのはいやなので、新井君に手伝いをお願いした。
彼は今日のために群馬の方からわざわざ来てくれたらしい。お世話になりました。
 副会長の方は打ち合わせもかねて10時半頃に俺の家に来ていた。

 NHKのスタジオは、やっぱり日本で一番でかい放送局だけ会って、ハイテクでしっかりしていた。俺は前々からラジオには興味があったので、スタジオの中をじっくりと拝見してきた。
アナウンサーの横にあるマイクのスイッチも初めてじっくりさわってきたし、ディレクターの人から結構裏話を聞いてきたりした。
その中で驚いたことは、未だにNHKでは、オープンリールテープをはさみで切って編集している番組があるらしい。今時NHK様がこんな古典的方法で音声を編集しているとは思ってもいなかったので、これも意外なことだった。
どうも担当のチーフディレクターによって、方法はそれぞれ違ってくるらしいのだが、今回の番組のディレクターさんは、古い方式が大好きらしく、制作会社の方にはさみ編集を依頼しているらしかった。しかし何でデジタルでやれば時間がかからないのに、あえて手間のかかるはさみ編集を今時やっているのだろうか?
それから今日、初めてNHKのアナウンサーの生の声を聞いたのだが、放送でしゃべっている声そのものという感じで、本当に音声がはっきりしていて大きく、気持ちがいいほどすばらしいアクセント使いをしていたので、
「さすがNHKのアナウンサーはすごい」
と感心した。ふつうに人と話すときでも、まるでラジオのインタビューを受けているような感じがするしゃべり方をするのだ。
俺もあんな風にきれいに話すことができたらと思う。
もう一つ、今日は意外な事実判明。どうも俺たちがでる前の週、同じ番組に俺の出身校の放送部の後輩がでるらしい。これは聞かなければならないと思っているのだが、アナウンサーの口からあの懐かしいW先生の名前が出たのでかなりびっくりしてしまった。
 帰りに新井君が靴を買うというので、それを待っている間に、番組制作会社のディレクターさんにちょっとばかりコーヒーをごちそうになってしまった。こちらのインストラクターがお待たせしてしまったのに、本当にありがとうございました。
 その後、みんな疲れたというので、東京に来て初めてタクシーを使って家の近くまで戻ってきた後、ラーメンを食って家に戻ってきた。
それからしばらく3人でくつろいだ後、副会長は帰っていった。
新井君の方は明日も東京に用事があるらしく、家に泊まっている。
それで10時頃にたまにはファミレスでも行くかと言うことでひとっ走り行ってきたのだが、案外簡単なところにあって結構うれしかった。



2003年03月16日(日)
オフ会と人の親切さ

 テクスト系のサイトを回っていると、
「何月何日にオフ会をやるのできてください」
なんていうお知らせをよく見かけることがある。
俺は前々からこの「オフ会」というものに参加してみたかった。
ところが、俺の好きなサイトの管理人さんは東北地方の人が多く、なかなか思い切ってオフ会に参加することができなかった。
そんなとき、掲示板に夕帆さんという人から、
「東京に来るならお会いしたいですね」
という内容の書き込みがあった。
正直俺は「あえたらいいけどなかなか難しいだろうな」と思っていた。ところが、なんとこの人、Mogumoguさんの友達だった。
Mogumoguさんが掲示板を見て二人の日程調整をやりましょうかとメールを送ってくれたことで分かったのだが、友達の知り合いと言うことで、これなら絶対にあえると思った。
そして思いついた。「こうなったらこれを機会に俺がオフ会を計画しよう」と。
はじめの頃は22日と16日で参加者が二つに割れてしまって迷ったのだが、どうせ東京にきて一人で心細いし、22日もきてくれる人がいるのなら、両方やってやると言うことで、その手で行くことにした。
機能から新井君が家に泊まりにきていて、彼は朝早く東京の寮に戻らなければならなかったので、ちょっとだけ朝目を覚ましたが、結局昨日の疲れで10時過ぎまで寝ていた。
そして11時、集合時間になってもMogumoguさんと連絡が付かなくていらいらしながら家で待機していると、Melodyさんが電話してきて
「いま何処二位或?」と言う。しかも周りからは駅前らしい音が聞こえていたので、これはと思っていると
「今○駅前なんだ。」
と言うので、早速出かけていって近くの地下鉄の出口を入ったところで彼を発見した。
それからちょっと移動して、改札口の案内板の前で待っていると、20分ほどしてMogumoguさんと夕帆さんは現れた。
その後、昨日新井君と言ったファミレスで飯を食ってから、家に戻ってきてしばらくパソコンをいじったりしていた。
 そのとき事件は起きた。それは俺がこの前買ったコーヒーメーカーでコーヒーを入れようとしたときのこと、スイッチを入れて焙煎、そしてミルと順調に進み、いざドリップとなったとき、メーカーの方からなんだか変な音がする。
気が付いてやばいと思ったときにはもう遅し、辺りがコーヒーまみれになってしまっていた。
しばらくの間は何でこんなことになってしまったのか、誰も原因が分からなかったのだが、よく考えてみるとそれはなんてことはなく、「サーバーをセットするのを忘れていた」からだった。
Melodyさんには「さすがに俺でもそんなミスはやったこと無いよ」と笑われてしまうし、夕帆さんとMogumoguさんにはコーヒーまみれのカラーボックスやケースなどの掃除を手伝ってもらってしまった。
皆さん本当にお騒がせ致しました。どじですいません。
 その後、エッセーコーナーの自伝の漢字を直してくれるというので、お言葉に甘えて1回目から64回目まで、全部屋ってもらってしまった。
これだけで3時間以上かかってしまったのだが、その間1回も休みを入れることなく、夕帆さんとMogumoguさんの二人で細かいところまで直してくれて本当に助かった。
この前のコーヒー事件といい、この漢字修正といい、本当にお二人にはお世話になりました。ありがとうございました。
 その後は、みんなで夕飯を食って解散となった。
夕飯は昼にけっこう食い過ぎたこともあり、マックですませたのだが、その後家に帰ろうとした俺は、何を血迷ったのか変なところに迷い込んでしまった。
何処で間違ったかは今考えてみるとしっかりと分かるのだが、どのように間違ってどの辺りをさまよっていたかは全く分からない。
1時間近くさまよっていると、雨で体中びしょびしょになって、その上寒くなってきたのと心細くなってきたので、その辺を歩いている若いカップルに
「すみません、道をおたずねしたいんですが」
と声をかけ、分かりそうなところまで案内してもらおうとしたのだが、どうも忙しい人だったらしく、「この先を曲がったところに警察署がありますから、その辺りでもう1度聞いてみてください」と言われてしまった。
それでまた迷ったのだが、やっぱり警察署が見つからず、また近くを通った人に
「すみません、道をお尋ねしたいんですが」
と声をかけてみた。
すると今度は親切に、俺の家の前まで案内してくれ、別れ際に
「ありがとうねぇ」と言われてしまった。感謝したいのはこちらの方なのに、本当に今回は助かりました。もしこの人が助けてくれなかったら、俺は今でもあの辺をさまよっていたかも知れない。



2003年03月17日(月)
ネットバンキング

 今日は親が東京まで栃木からやってきた。
引っ越し5の状態を見に来たことと、会社まで俺が一人で歩いていけるかを確認しに来たのだ。
実は今日は11時過ぎまで寝ていて、電話がかかってきて起き出したのでけっこうやばかった。
さすがに親が来たときに寝ていると、無効は朝早くから仕事をして、それから来ているので怒られる。
場合によってはかなり酷いことになるので、急いで着替えてスタンバイした。
 とりあえずちょっと休んでから、会社に行って戻ってきたのだが、今日は自分でも驚くほどスムーズに会社についた。
何カ所か親切な人が声をかけてくれたおかげで道に迷わなかったという話しもないでは無いが、とりあえず自分では会社までの道をマスターできたと思っている。
その後、部屋の窓の一つにカーテンが着いていなかったので、それを買ってきて、ついでに昨日コーヒーカップが足りなくて湯飲みで飲んでもらう人が一人出てしまったので、コーヒーカップを一つとソーサーを3枚買ってきた。
その後、銀行からインターネットバンキングの書類が来ていたのでその使い方の説明と、ユーザーIDを読んでもらったりした後、この前役所に行って必要だと言われた書類を書いてもらった。
もちろん時間が遅くなってしまったので、近くで飯を食うことになったのだが、この家のすぐそばにそこそこなそば屋さんを発見して、そこで食った。
しかしこの辺りは前まで住んでいた筑波と違って、家のそばにいろいろあって便利だ。
何よりも駅が近いしコンビニもすぐそば、飯を食うところも何カ所もあるし、銀行もスーパーもホームセンターも歩いて3分県内にある。

 さて、話は戻ってネットバンキング。
ネットバンキングとは、インターネットのホームページから自分の講座の残高や振り込み明細を確認したり、振り込みを行ったりと、現金を必要としない作業のほとんどができるシステムだ。
ホームページ上で行うと言うことでおわかりのように、実はネットバンキングの中でもテキスト文字列でメニューが構成されている銀行のものを選べば、俺たち視覚障害者にも人の手を借りることなく講座残高を確認したり、振り込みを行ったりすることができる。
また、大体の銀行ではネットバンキングとテレフォンバンキングを一緒にして提供しているので、携帯電話からでもそういった操作が行える。
今までは振り込みを行うには振り込み用紙にいろいろと記入してもらわなければならないし、銀行まで行くのが面倒だったので、クレジットカードを中心に使っていたのだが、これを導入したことで、これkらはクレジット決済未対応のネットショップや通信販売なんかでも利用できる。
特に個人サイトでのシェアウェアの販売などは、ほとんどクレジットには対応していないため、今まで使いたくても使えなかったシェアウェアがたくさんある。
特にCGIの世界では、ソフトショップのVectorにすら登録していない人がいるので、銀行振り込みができないとシェアウェアが使えないので今まで大変困っていた。
早速こいつを使って今日、いろいろと操作して、振り込みとか振り替えの前の段階(確認画面)まで進んで「OK押せば実行」というところまでやってみたのだが、これは問題なく音声でも行けそうである。
 ところが問題は、俺の使っている銀行の場合、暗証番号が3つも存在し、それが普通に書いてあるわけではなく、2つ目がランダムに変化するので、どうしてもカードの裏をその都度目の見える人に読んでもらう必要がある。
これの解決方法についてはちょっとネットで公開するとセキュリティ上あまり好ましくないと思うので、自主規制します。
しかし、視覚障害者の方の中でどうしても目の見える人の助けをその都度借りたくない人は、私のところに連絡をください。
その方法をお教えします。また、何処の銀行を私が使っているかもそういうことでここでは公開付加です。



2003年03月18日(火)
世の中捨てたもんじゃない

 今日は午前中、Proxomitronのフィルタと格闘していた。
実は昔から俺は消したいと思っていたものがある。
それは無料WebサービスのGeocitiesの広告だ。
普通にノンフレームのページにこれがある分にはさほど困ると言うことはないのだが、フレームが使ってあるページだとフレーム切り替えの操作をしたときに、タブキーを押し間違ってしまって、あの邪魔なリンクのところにカーソルを持っていってしまうことが多発したからだ。
これを何とか消せる方法はないかと戦ったのだが、どうしても余計なところまで消えてしまって、決定的にこいつを消し去ることができなかった。
そこで俺は発想を転換した。そうだ、HTMLタグにはコメントアウトという便利な機能があるのだ。
Geocitiesの「広告君には、別に消えてもらわなくてもうまくコメントアウトして上げれば見えることはないし、マップの画像やフラッシュもいっさい読み込まなくなる。
それからは話が早かった。すぐにその操作をするフィルタをこしらえたのだが、また余計なところまでコメントアウトしてしまう被害が発生した。
その原因は、Geocitiesが、広告のはじめと終わりのところに付けるタグに、ほとんど同じものを使用していたからだった。
俺はそのタグを目印にしてコメントアウト開始を指定したのだが、はじめと終わりが同じようなタグのため、コメントアウト開始が二つ続いてしまって、終了のマークを出すことができなくなってしまっていたのだ。
そこでいろいろと探したところ、検索文字列に改行コードを含めて屋手考えると、決定的な違いを発見した。
その苦労の末に作成したのが今日Proxomitronのページに掲載した二つのフィルタだ。
まず最初のフィルタで広告界死タグをコメントかいした具に置き換え、次のフィルタで広告終了タグをコメント終了タグに置き換えるという先方である。
皆さんの中でProxomitronのユーザーの方いらっしゃいましたら是非こちらをおためしください。
 それから今日は、近くのセブンイレブンのATMが一人で使えるかどうか検証した。
なんだか点字が張ってあって使えそうなくせに、預け入れか払い出しか野洗濯という重要なところでつまずいてしまい、いっこうに先に進めないのだ。
これはもちろんのこと、IYバンク銀行にしっかり苦情を入れておいた。
 その後で、前から欲しいCGIがあって、今まで銀行振り込みができなくて変えなかったので、ネットバンキングの実験ついでに買ってみることにした。
するとなんと驚いたことに、そのCGIの作者と俺の持っている銀行が同じだった。ということで、2000円のソフトを購入して、105円の手数料で送金できた。まぁ消費税払ったと思えばしょうがない金額かも知れない。
それはともかくとして、このネットバンキングというのはかなり便利だ。
 午後になってにゃすこさんと音声チャットをやっていると、なぜか知らないが向こうがすぐにサインアウトされるという奇妙な現象が起きた。どうしてこうなるのかといろいろ二人で話したり、詳しい人に聞いてみたりしたのだが、結論は「どうもADSLが安定していないらしい」ことらしかった。
それでにゃすこさん、これが気に入らないらしく、東京に引っ越そうかとか言い始めた。
普通に考えるとこんなのっておかしいかも知れないのだが、私ももしかすると同じ立場だったら引っ越しを考えていたかも知れない。
それは私が完全にインターネット依存症にかかっているからだろう。
今のところは毎日のようにネット無しでは生きていられないような生活をしているからしょうがない。
 その後は、腹が減ってきたので近くのスーパーまで飯を買いに行ってきた。
このスーパー、お総菜とか弁当が豊富に売っているのだが、その売り場の一つティと栂独立したお店になっているので、店の人に聞いてしまうとそこで買わないと行けなくなってしまうことになる。
だから、俺は今日、サービスカウンターを探す目的もあったのだ。サービスカウンターの人なら、いろいろな店の商品を教えてくれるから、とても案内してもらいやすいのである。
そんなわけでスーパーに向かって歩いていると、親切なおばさんが声をかけてくれ、買い物をするのを手伝ってくれた。そして、サービスカウンターの一も俺に分かるように丁寧に教えてくれたのでとても嬉しかった。
俺は東京に来てひしひし感じるのだが、不景気とか犯罪が増加しているとか言うが、たしかにそれって本当のことだけれど、今の世の中決して捨てたものではないと思う。
 夜になってホームページの更新をすませた後、メールを読んでいると、「警察のテレビやってるぞ」というメッセージが来たので、それを見てからこのいんっきを書いている。



2003年03月19日(水)
しみじみと考えるとすべてが奇跡なんだなぁ

 今日は午後にMogumoguさんが遊びに来るというので、12時頃に起き出した。
しかし、いつになっても彼kらの電話は入らないので、腹が減ってきて近くのマックに言って飯を買ってきた。
それにしてもこの辺りはいろいろと飯が手に入る場所だ。
筑波にいた頃はマックに行こうとすると、バスに乗って出かけないとまずかったが、この辺では近くにマックもあるし、ミスドもある。それにスーパーもあるしホームセンターもある。
大体のことは歩いて7分もあれば解決するのではないかと思うぐらいだ。
しかし、未だに位置が分かっていない重要なものとして「医者」がある。
これは早いところし調べないとまずい。
 そうこうしているうちに2時過ぎにMogumoguさんはやってきた。
今日は、独自ドメインでのWebの設定とメールの設定を手伝って欲しいと言うことだったので、コーヒーを飲んでから早速始めることにした。
最初ドメイン管理のためのパスワードを忘れてしまったというので真面目にどうしてくれようかと思ったのだが、何とかメールで取得して設定は無事に住んだ。
その後いつものラーメン屋に飯を食いに行った後、プリンを買ってきて食いながらいろいろと話をしていた。
10時近くなってMogumoguさんは帰っていった。その帰りに明日が可燃ゴミの日なのを思い出したので、ついでにまとめて捨ててきた。
今日12時ぐらいまで寝ていたから、このまま行くと明日の朝寝坊して、大量のゴミが置き去りになるのがいやだったからだ。
 さて、その後は夜中恒例のホームページの更新である。
今日の話はなかなかシビアだったので、何度も書いては書き直しを繰り返した。
それにしてもこれってもう2年半以上前の話だったりする。元彼女と別れてからもう1年半以上経過しているのだ。
こう考えてみると月日がたつのは早いものだ。ちょっと前に大学に入学したと思ったら、すでにもう再来週からは会社である。
 更新作業が終わってにゃすこさんと音声チャットをしたのだが、なんだか久しぶりにかなりしみじみとした話になってしまった。
 突然なのだが、皆さんは自分が今ここにいるのって奇跡だと感じたことはないだろうか。
日本には1億2000万人の人間がいるわけだが、俺の親は二人だ。当たり前のことだが1億2000万人の中のたった二人の人間が出会わなかったら、今の俺はこの世の中にいないことになる。
俺は親が何処でどうやって出会ったか、詳しい話を聞いたことがないのだが、ともかく恋愛結婚であることは間違いない。
俺の場合このことに重なって、生きていることが奇跡としか言いようのない特殊な事情がある。
うちの親は結婚当初から子供は二人にすると決めていた。
そして兄貴が生まれ、2番目の子供ができた。ところが生まれる3日ぐらい前、なんとその子供は足に母ちゃんの臍の緒(へそのお)が絡まってしまい、そのせいで酸素が行かなくなって窒息死してしまった。
それで3番目の子として俺は生まれたわけだが、これまた3ヶ月で癌になり、発見が後3日遅ければ死ぬところだったのである。
 これは友達関係でも全く同じことが言える。
俺があのとき無線の試験に落ちていればにゃすこさんとは友達になっていないし、多分盲学校の中だけの狭い人間関係しか持てなかっただろうから、就職だって決まっていないだろう。
高校1年の時怖い英語の先生に出会わなければ、パソコンは買わなかった、もしくは買っても間違いなくあと2年は後だっただろうから、俺はマッサージの勉強をしていたかも知れない。
高校3年の夏、オーストラリアに行っていなければ最初の彼女と出会うことはなかったし、その友達のピヨマルとも出会うことはなかった。そうなってくるとBLPCを作らなかっただろうから、いま遊んでいるほとんどの仲間と出会えなかったことになる。
逆にあのときこうしなかったらもっと良いことになっていたのにと感じることもないではないが、これを書くとむなしくなるのでやめることにする。
 こう考えてみると本当に今ここにこんな社会があることって、かなり奇跡である。



2003年03月20日(木)
リカバリーして気づいた人間の部屋とHDDの共通点

TomGは暇なので、良かったら遊んでください。
俺はここのところこんなメッセージを日記やメールで送り続けている。
このおかげなんだか、それとも東京に俺が来て仲間との距離が縮まったからなのかどちらか分からないが、ここのところ俺の家には遊びに来てくれる人が多い。
今日も小動物君がわざわざ埼玉の実家から遊びに来てくれた。
 最初彼から電話がかかって来たときは、何処にいるのか分からなかったのだが、何せこの家から駅が近いので、すぐに改札口を目印にあうことができた。
 それから飯を食って部屋で少し離した後、無性にこのパソコンをリカバリーしたくなってきた。
そこで彼に頼んで手伝ってもらい、完全リカバリーをやることにした。
今までも1回だけWindowsXPを入れ直したことはあったが、パーティションサイズや分割方法は全く変えていなかった。
今回はこのハードディスクにあるすべてのパーティションを削除して、1から作り直した。
そんなわけで今日はこの後ずっとパソコンを元に戻す作業に追われている。
 友達のMelodyさんは、どうやら最近1週間に1回の割合でリカバリーをやっているらしいのだが、久しぶりにリカバリーしたらどれが必要なデータでどれが必要でないデータ化分からなくなるし、ビデオドライバのインストール方法が分からなくなるし出、90パーセント元に戻すのに8時間近く費やしてしまっている。
 それにしてもパソコンと部屋というのは似ているものだとは思わないだろうか。
今回もそうだったが部屋を引っ越すときには大量のゴミが出る。
「あとで使うかも知れない」といってため込んでいることが最大の原因なのだが、パソコンをリカバリーする、つまりデータをお引っ越しするときと言うのも、大量のゴミが出るものだ。
しかも日頃からゴミの整理をやっていないから、こんっかいの場合などはゴミごとサブのPCにバックアップし、それをネットワーク経由でこちらに運んできて引っ越し先でゴミを捨てるという、何とも効率の悪いことまでしてしまった。
 とある人が、「人のパソコンの中を覗くのはその人の正確を見ているようだ」と言っていたが、これってたしかにその通りだと思う。
几帳面な人のパソコンの中は、ファイルがちゃんとカテゴリごとにフォルダ分けされて整理してあり、ゴミ箱もけっこうからに近い状態になっている。
デスクトップやスタートメニューに変なアイコンはないし、プログラムの追加と削除を覗いても余計なものは入っていなかったりする。
ところが、部屋の汚い人のパソコンは、今までの俺の経験からして「ファイルを整理しているつもりで細かく分類しすぎて何処に置いたか分からない」的なことになっているケースが多い。
Windowsの場合はアイコンやフォルダの感じでしか見えないのだが、DOSの場合はもっともっと面白い。
Config.sysとかAutoexec.batの書き方も人それぞれ全然違う。
それに、Config.sysの書き方が違う=メモリの使い方が全く違うのだ。
几帳面な人のパソコンは、製品のインストーラによって勝手に書き込まれたりする変なデバイスドライバを削除してあるのはもちろんのこと、連続したメモリ領域を必要とするようなデバイスは、最初の方に組み込んでしまって余計なメモリ消費を押さえている。
しかも、もっとすごい人になると、かな漢字変換のATOKなんかを、ADDDRVコマンドで必要なときだけバッチファイルから呼び出して常駐させていたりする。
環境変数「Path」の使い方もしかりで、うまい人はバッチファイルで必要に応じて必要な環境変数を設定している。
ところがそうでない人は、時々しか使わない環境変数でも何でもかんでもAutoexec.batで設定するという具合である。
 本当にこう考えると、人間の家とHDDは似ていると思っているわけである。



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