起動と設定方法


 それではいよいよProxomitronの起動です。
デスクトップの「The Proxomitron」をダブルクリックして起動するか、「スタートメニュー」→「プログラム」→「The Proxomitron」→「The Proxomitron」を選択してください。
初めての起動の時には、ヘルプが開きますが、これは英語ですので、読める人は読んでみてください。ちなみに私はすぐに閉じてしまいました(笑い)。

設定


 細かいことを気にしないのであれば、これでもうProxomitronは利用できます。
しかし、ソフトは動いていますが、インターネットエクスプローラなどのWebブラウザが、このソフトをプロキシサーバーとして使うように設定しないと、これは何もしてくれません。
 次のようにしてください。なお、ここではADSLやCATVなどのような、LAN接続として話を進めます。

 1.コントロールパネルのインターネットオプションを開きます。
 2.「接続」タブの「LANの設定」ボタンを押します。
 3.「LANにプロキシサーバーを使用する」にチェックを入れ、アドレス欄に「localhost」を入力します。
 4.次にポート欄には「8080」と入力します。
 5.OKボタンを押していき、画面を閉じます。

 これで設定は完了です。ブラウザを起動している方は、再起動してから、先ほどの3つのページにアクセスしてみてください。


 いかがでしょうか?この効果を実感して頂けましたでしょうか?
 さて、ここで皆さんに注意して頂きたいことがあります。
先ほど、Webブラウザが、Proxomitronをプロキシとして使うように設定してしまいましたので、この設定のままでは、Proxomitronが起動していないとホームページが見られなくなっています。
もしこのソフトを使いたくない場合には、先ほどの設定画面で、「LANにプロキシサーバーを使用する」のチェックをはずしてください。

バイパス


 いくら広告をカットしてくれたり、邪魔なものを取り払ってくれたりしても、このソフトを通さないとホームページが見られなくなってしまうのは不便なこともあります。
特に友達と電話で話ながらページを見ているときなど、自分に見えていないものが相手に見えている性で、話が合わなくなる可能性があります。
こんな時は、タスクバー上にあるProxomitronのアイコンを右クリックして、表示されるメニューから「バイパス」を選択してください。
これにチェックを入れると、Proxomitronはページの内容に手を加えなくなります。
 音声ユーザーの方は、スタートメニューやデスクトップからこのソフトを起動すると、設定画面がアクティブな状態になりますので、タブキーを何回か押して「バイパス」と聞こえるところでスペースキーを押してください。
子の「バイパス」ボタンはトグル式ですので、もし又Proxomitronを復活させたいときには、このボタンの上でもう一度スペースキーを入力してください。
なお、音声ユーザーの中で、タスクバー上にあるアイコンを右クリックする方法を知っている人は、この方が話は早いです。

ほかのプロキシサーバーの利用


 大学や会社のネットワーク内で、指定のプロキシを使わないとWebにアクセスできない場合には、Proxomitronの設定画面で「プロキシ」ボタンを押します。
すると、プロキシの設定画面が出てきますので、「追加」ボタンを押してください。
ここで出てくるエディットボックスに、 proxy.xxx.ne.jp:10080
の用に、サーバー名の後に「:(コロン)」を付けて、その後ろにポート番号を指定してください。
設定が終わったら「OK」ボタンを押して画面を閉じます。
次に、タスクバー上のProxomitronのアイコンを右クリックして、表示されるメニューから「リモートプロキシをしよう」を選択してください。

フィルタの選択


 Proxomitronは、指定した条件に従ってWebページの内容を編集するソフトです。
その条件のことを「フィルタ」と言います。
このフィルタを自分で自作することもできますが、このソフトでは初期設定でも数多くのフィルタが登録されています。
子のフィルタには、Webページの内容に対して働くものと、Webサーバーとパソコンの間でやりとりされている、ページの内容以外の部分(ヘッダと言います)に対して働くものの二つがあります。
 Proxomitronの画面で、「Web Page」ボタンを押してみてください。
登録されているフィルタの名前が表示されます。この画面では、これらのフィルタを編集したり、自分で追加したりすることができます。
フィルタの一覧のリストボックスでスペースキーを押すと、そのフィルタのON/OFFを切り替えることができます。
 音声ユーザーの皆さんは、この画面はOutSpokenとJAWSというスクリーンリーダーでなければ読めませんのでご注意ください。
しかし、これを自力で設定する方法が実はあります。
次の項では、音声ユーザーの皆さん向けに、Proxomitronの設定ファイルをエディタで編集する方法を開設致します。


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